中途半端はゼロに等しい
こんにちは、中小企業診断士の杉本です。
「中途半端はゼロに等しい」
学生時代の先生が、この言葉を口酸っぱく言っておりました。
当時は聞き流していた言葉ですが、社会に出て周りを見渡すと、個人目標や社内のプロジェクトなど、私たちが取り組むあらゆる活動に中途半端が潜んでいる事に気づきました。
現代社会は複数のタスクやプロジェクトが同時に進行するのが当たり前となっており、なかなか全てに手が回らず進行が止まっているプロジェクトやいつの間にか立ち消えになってしまった企画が皆様の周りにもあるかと思います。
こうなってしまうと、中途半端にかけた時間やコストが無駄となり、最初からやらなければよかったという思考に走りがちです。
そして次には、どうせ企画してもいつの間にかなくなるという考えになり、活動の意思が無くなって行きます。
「中途半端」という状態さえ避けることが出来れば次の活動に活かすことは可能です。
全てのプロジェクトを100%最後まで走り切るのは不可能です。上手くいかずに途中で停滞するものもあるでしょう。
これをそのまま放置せずに、「100のうち30まではできた」という評価することで「中途半端」の状態から完結したプロジェクトに進みます。30まではできたという結果を次の活動に活かすことが出来るのです。
そもそも中途半端な状態にならないためには、ある程度の強制力が必要であると考えます。
特に定期的な進捗管理は必要であり、プロジェクト参画者には責任を以って週1回や月1回の進捗報告を義務付けることで、少しは中途半端の状態の発生を防ぐことができます。
決して安くない時間やコストを無駄にしないためにも、中途半端は無くして行きましょう。
中小企業診断士 杉本貴弘