売上を分解することでアプローチすべき側面が見える
こんにちは、中小企業診断士の杉本です。
企業の売上は単価×数量に分解することができます。
そのため、売上を伸ばすには販売単価を上げるか販売数量を増やす必要があります。
商品の基本価格の設定方法には大きく分けて3つの方法があります。
①コストに利益を上乗せして価格を設定する方法、②消費者がどの程度の価格なら購入してもよいと考えるかを調査・推測し、価格から逆算してコストを算出し利益を確保する方法、③市場価格に対抗するように価格を設定する方法であり、それぞれコスト、需要、競争の視点から価格を設定します。
単価はその商品の価値であり、単価を上げるためには商品の価値を上げなければなりません。
商品の価値を上げるためには、素材の変更や品質の向上による商品の改良、ブランドイメージの構築により消費者に今の価格以上の価値があると認めてもらう必要があります。
数量をさらに分解すると、①顧客数×②購入数量×③購入頻度に分解することができます。
①顧客数は既存顧客と新規顧客にさらに分解することができ、既存の顧客をどのように引き留めるか、新規顧客を如何にして確保するかが重要となります。
既存顧客の引き留めにはポイントカード、新規顧客開拓には初回クーポンやHP・SNSでの広告宣伝等があります。
②購入数量は1度に購入する数量です。
購入する数量を増やすには、野菜コーナーの近くに鍋用のスープを置いて購買を促進するクロスセルと呼ばれる方法やセット販売、商品ラインナップの拡充等の取り組みがあります。
③購入頻度を増やすためには顧客からの視点を持ち、何故当社で購入するのか(しないのか)の理由を考える必要があります。
値段が手頃である、お店までの距離が近い、品質が良い等の顧客の心理・行動を推察し、購入されない理由を無くすことで購入頻度の向上に取り組みます。
売上を伸ばすためのアプローチ方法は様々ですが、どの様な側面から行うのが良いか、一度売上を分解して考えてみてはいかがでしょうか。
中小企業診断士 杉本貴弘