組織・人材育成 考え方

中小企業経営者が日本をダメにする?

こんにちは、フラッグシップ経営の秋定です。

 

先日、ネットサーフィンをしていたら表題の様な記事を見つけました。中小企業経営者の意識が分かるような内容でしたのでご紹介させていただきます。

 

日本の法人のうち、大企業は0.3%、中規模企業は14.8%、小規模事業者は84.9%。よく中小企業は日本の企業の99%強といわれていますが、その多くが中小企業のなかでも規模の小さい小規模事業者です。

 

またその多くが赤字で、国税庁の「会社標本調査」によると日本企業の60%強が赤字企業の様です。その数は減少傾向にあると言われており、実際に厳しい経営環境に晒されている中小企業も多い一方で「あえて赤字」にしている企業も多いといいます。

 

「税金なんて払いたくない」という経営者は多く、役員報酬を増額したり、即時償却可能な設備投資を行ったりなど、なんとか利益を抑えて赤字にしているのが中小企業の実態です。

 

赤字であれば法人税を払わなくてもいいわけですから、経営的には万々歳なのかもしれません。しかし、その分税収は下がり、結局は私たちに返ってきます。日本の低成長が問題視されていますが、「赤字をよし」とする中小企業経営者の姿勢が一因だといえるのです。

 

それではこの様な意識・姿勢が関連して生まれたであろう他の事例と解決策の一例を以下にご紹介させていただきますので、併せてご覧ください。

他の事例と解決策の一例はこちらから

組織・人材育成 経営基盤の強化 経営方針書

会社としての目標を共有=経営方針書で共有

こんにちは、事務員の松野です。

 

過去にご支援させていただきました製造業の会社様の経営方針発表会と現在、顧問先様で経営方針発表会の準備をしている中での気づきをお話させていただきます。

 

経営方針書とは、経営理念や年度方針、数値計画、環境分析、会社の10年後のあるべき姿などを1冊にまとめたものを指します。

 

経営方針発表会を開催する目的は会社様によって異なります。

・経営理念や経営方針がないため、経営方針書を作成し、社員へ共有したい

・今後の会社の方針やビジョンを社内で共有することで全社員一丸となって会社を成長させたい

・現状維持ではなく、会社の成長をさせるとともに社員のモチベーションを上げたい

・事業拡大や組織体制を強化したい

などが挙げられます。

 

ただ単に経営方針書を作成するだけでは、形式的になってしまう可能性があるため、何のために作成するのかという目的を決めることが重要になります。

 

そもそも目的が分からない、経営者の頭では分かっているが、言葉で表すのは難しい、文章で表すと手が止まってしまうなどでも構いません。

 

弊社では、先生としての指導ではなく、パートナーとしての伴走しておりますので、経営者や社員の方々からヒアリングを行い、作成する目的や数値計画、経営理念、発表会の準備など、全て経営者の方々と共に考え、事業の発展に貢献していきたいと思っております。

 

また、弊社のHPでは、会社概要や特徴、スタッフ紹介をしておりますので、ぜひご覧ください。

会社概要はこちらから

 

事務 松野 あやか

組織・人材育成 考え方

中小企業でもセキュリティ対策を考える

こんにちは、株式会社フラッグシップ経営の㮈本です。

 

平和の祭典である冬季オリンピックが終了しましたが、ウクライナ情勢が緊迫した状況となっています。

 

国内の株価の変動や金の高騰など、今回の事件は今後の経済状況や歴史に大きく影響を与えるできごとであると思います。

 

日本政府をはじめ各国がロシア側に対して、経済制裁を実施する予定ですが沈静化されるかは不透明であり、日本にも少なからず影響があると考えられます。

 

そんな状況の中、ウクライナ国内で大規模なサイバー攻撃が行われたという記事を目にしました。

 

簡単に国の情報機関に潜入し、大規模なサイバー攻撃を行えるこの時代に他国の状況を見て、日本政府のセキュリティを心配する声も挙げられています。

 

国のセキュリティ対策も重要ですが、私は中小企業もサイバー攻撃に対しての防衛策を備えておくべきであると感じました。

 

一時期、国内においては病院の個人情報や大手企業のシステムに潜入しハッキングされた事件が複数ありましたが、これは中小企業においても例外ではありません。

 

むしろ最近は、大手企業の対策が以前より強化されたことで、大手企業から受注を受けている中堅・中小企業を最初にハッキングし、大手企業の情報システムへ侵入しているケースも多数あるようです。

 

外部からのハッキング対策としては、サーバーを強化することや情報セキュリティのポリシーを策定しルール化することであり、万が一トラブルが発生した場合などの対応策を明確にしておくことなどが考えられます。

 

セキュリティ対策にはあらゆる方法を考えることができますが、結論としてセキュリティ対策で一番重要なことは「人間」への対策です。

 

従業員のセキュリティ意識や情報漏洩などのリスクを考えることができるセキュリティリテラシーを教育し、向上させることがセキュリティ対策の中で最も重要なものであります。

 

誰でも簡単に情報を発信することができる時代であるため、大手企業を筆頭に入社した新人へ研修を設け情報発信時の注意点や危険性を説明している企業も多数あります。

 

会社にパソコンがなく、在籍している従業員もパソコンやネットを使わない企業の方は現代社会ではほとんどいないと思います。

 

自社には関係のないことであると思わず、自社のセキュリティや自社の社員のリテラシーに関して教育を行うことも重要ではないかと思います。

 

 

組織・人材育成 経営基盤の強化 考え方

管理職・幹部における一段上の視点を持つ大切さ

こんにちは、事務員の松野です。

 

普段はTwitterFacebookを中心に投稿しておりますが、今回は、オフィシャルブログを1年半ぶりに投稿させていただきます。

 

皆さん、視座という言葉はご存知ですか?

 

ある日、代表の長尾と管理職の育成やマインドに関することを議論している際に、私は初めて視座という言葉を知りました。

 

 

 視座・・・物事を見る姿勢・視点

 

 

ここでお話させていただくのは、仕事における視座・視点です。

 

仕事においての視座が高い人とは、起こっている問題や事象に対して、物事を多角的に捉え、経営者に近い考えを持っている人です。一方で、視座が低い人は、自分の偏った考え・意見を持ち、自分のことしか見えない人を指します。

 

例えると、飛行機に乗っている人が視座の高い人であり、山の麓を歩いている人が視座の低い人になるかと思います。

 

代表の長尾と議論している際に、管理職・幹部は山の八合目にいて柔軟に対応しなければならないということを学びました。上層部の立場になる程、視座を高く持つことが重要になります。

 

会社で一緒に働いていて、全員が視座を高く持てる人だけが集まっていないと思うので、時に経営者目線での判断や広い心と多角的に物事を考える力、相手の立場に立って考え、部下に寄り添い、対等に接することが管理職・幹部には特に重要になります。そうすることで、良い上下関係を保ったまま、会社は活性化すると感じております。

 

また、代表の長尾よりこの話を聞いた際、管理職・幹部に限らず、各自が視座を高く持つことで、普段気づかないことや周りで困っている人に対して手を差し伸べることができると思いました。

 

事務 松野 あやか

組織・人材育成 経営基盤の強化 考え方

挑戦しないリスクよりも何もしないリスクの方が怖い

皆さん、こんにちは。フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

 

当社は12月決算ですので、あと1ヶ月少々で今期が終わります。

 

 

おかげさまで売上、利益のみならず採用などあらゆる指標において当初設定した数値目標をクリアすることができました。

 

 

今期の目標はかなり高く設定したのですが、大幅にクリアすることができて少し驚いています。

 

 

また、採用コストを全くかけなくても人が集まってくる会社になってきたことも驚きであり嬉しい限りです。

 

 

2019年の夏頃に事業を拡大することに取り組み、2年間で4名の正社員を採用、インターン生3名を採用し、来年早々には新たに正社員1名とインターン生のうち2名を新卒として採用する予定です。

 

 

採用者の全員が紹介、HPSNSを通じてですので、求人コストは0円です(笑)。

 

 

 

一緒に働く仲間が増え、事務所も移転して拡大できたことについては経営者として嬉しく思います。

 

 

我々はモノを販売する職業ではありませんので、事務所としての人数やそれぞれのスキルが顧客満足度につながるため、以前よりも多くの案件を手掛けることができることは本当に喜ばしいことです。

 

 

一方で、時々ですが不安になることもあります。

 

 

固定経費がどんどん上がっていきますので売上を増加させ続けなければならないというプレッシャーが半端ではないです。

 

 

事務所も今年の1月に移転し、以前の事務所の倍の面積で家賃は3倍になるなど、経費は増加するばかりです。

 

 

また、急激な拡大は必ずと言って良いほど歪みを生みますので、経費の増加だけでなくこれまで会社として大切にしていた価値観が壊れないかという組織の雰囲気や企業文化の側面での不安もあります。

 

 

しかし、そういった不安はあるものの、来期も私は事業を拡大することを緩めるつもりはありません。

 

 

なぜなら挑戦して失敗するリスクと、現状で満足するリスクとを天秤にかけた時に、やはり挑戦して失敗するリスクの方が小さいと感じるからです。

 

 

仮に挑戦して失敗しても、原因を検証して対策を講じれば再度挑戦できますが、何もしなければ、何が問題で何を対策すれば良いかもわからなくなるからです。

 

 

特に、私は売上を増加させる挑戦を重視しています。

 

 

売上至上主義で利益を無視するという意味ではなく、売上はお客様や市場からの評価で、それが減少するということは「お客様が離れていっている」「市場のニーズから離れていっている」と考えるからです。

 

 

また、社内体制を変更することなく売上を伸ばすと社員が疲弊しますので、採用を強化すること、DXの推進を図ることに取り組みながら規模の拡大と生産性の向上を目指さなければなりません。

 

 

一度、このような思考回路をもってしまうと挑戦することが当たり前になり、足元を固めることが疎かになってしまう可能性もあります。

 

 

そうならないように社内の問題については社員のみんなで話し合える雰囲気を大事にし、事業規模の拡大だけでなく中身も伴った会社づくりをしていかなければならないと考えます。

 

 

不安もつきまといますが、自分の責任の範囲内で挑戦し続け、社員やお客様から良い会社と思っていただけるよう頑張ります。

 

 

12月も最後の営業日まで気を抜かずに頑張るのは当たり前として、来期の予算や方針の策定にも時間を割きたいと考えています。

 

 

それではまた次回です。

 

組織・人材育成 経営基盤の強化 考え方

社風の正体と改善方法

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

日々忙しくしていると時が経つのは本当に早いもので気が付けばもう10月です。

 

今年の目標はあまり達成できていませんが、まだ丸3か月残っています。

 

夏休みの宿題のように、最後の日に根性でやり切るという方法は良くないかもしれませんが、それでも「やり切る」ということも大事なので改めて今年の目標にチャレンジします。

 

 

さて、今回は「社風」についてです。

 

こう見えて私は自社の「社風」を大事にしていますし、支援先様でもどのような社風かを意識しています。

 

良い社風は仕事上でもストレスが少なく、製品やサービスの品質も高い傾向にあるのは言うまでもありません。

 

一方で悪い社風は人間関係がうまくいかず、製品やサービスの改善や顧客満足度の追及などがなく、自分本位な組織となっていることが多いです。

 

先日、トヨタ系列の販売店で車検の不正がありましたが、それも社風が原因かと思います。

 

不正の内容は車検を適正に行っていなかった(整備や点検を行っていたかった)とのことです。

 

不正をした理由は整備士などの人材不足が顕著で現場が疲弊しているにもかかわらず、車検の件数を伸ばせと上から圧力があったからです。

 

現場の状況や安全よりも数字を重視する社風が招いた不正だと思います。

 

ところで、社風の源泉とは何なのでしょうか。

 

私は社風について誰かに説明する際には以下のように説明しています。

 

「会社の中に社風という名の特有の空気があるわけではありません。しかし、確かにその会社特有の空気を感じます。この空気は社員11人が醸し出している雰囲気の総和です。楽しそうにしている社員さん、元気にしている社員さん、明るい社員さんが多ければ明るい空気になりますし、そうでなければ負の空気になります。その空気が会社に充満して社風になります。」

 

私の説明がしっくり来るかどうかはさておき、残念ながら良い社風の中小企業はあまり多くないのではと感じています。

 

実際に挨拶ができない、暗い、覇気がない、責任感がない・・・わざとそのような雰囲気を出して仕事をしている人をよく見かけます。

 

こういった負の空気は一変させなければなりませんが、一昼夜にできるものではありません。

 

ですので、時間をかけて社風を変えていかなくてはなりません。

 

私は社風を改善させるための第一歩は自分から挨拶をやり続けること、些細なことでも御礼を言い続けることだと考えます。

 

仮に自分の回りに挨拶をしている人がいなくても、こちらから挨拶をして無視をされたとしてもやり続けることです。

 

そうしていれば、一人、また一人と必ず挨拶をする人が増えてきます。

 

挨拶をしても無視されるからという理由でやめてはいけません。

 

やり続けるのです。

 

役員や上級職から率先してやっていくことが効果的です。

 

例えば、残業をしてくれている社員さん、誰かのために自発的に動いてくれる社員さんがいれば積極的にお礼や感謝を伝えましょう。

 

100円の缶コーヒーでも構わないので「いつもありがとう、お疲れ様」と声をかける。

 

そんな簡単なことですが、本心で伝えれば人の気持ちは反応してくれるものだと思います。

 

地道なことかもしれませんが、そうやって自然に挨拶やお礼を伝えることができれば会議や意思決定の場においても前向きなコミュニケーションを図ることができます。

 

社風を良くすれば業績が良くなるという“因果関係”はありませんが、社風が良い会社は業績も良いという“相関関係”は絶対にあるはずです。

 

皆様の会社の社風はいかがですか。

 

あまり良くないと感じるのであれば、自ら率先して挨拶やお礼を伝えましょう。

 

それでは、また次回です。

組織・人材育成 考え方

整理整頓の大切さ

こんにちは、9月より入社した杉原です。

 

9月も終わりに近づき、いよいよ気候も秋めいてまいりました。

暦を見れば2021年も残すところあと3ヶ月となりましたが、11月にはものづくり補助金の8次締切と事業再構築補助金の4次締切が控えていることもあり、年末に向けてはあっという間に時間が過ぎるのだろうという予感がしています。

 

さて、プライベートでも仕事でも、一年の終わりを意識すると視野に入り始めるのが大掃除・整理整頓といったことです。

私は整理整頓があまり得意でなく、記者職に従事していた頃も、デスクの上には資料が山積み、パソコンのフォルダはとりあえず放り込んでいたよく分からないデータに埋め尽くされる、というのが常態化していました。

年末ぎりぎりになってから慌てて掃除をし始め、大量の書類を一気に処分するというのを毎年繰り返していたのが思い出されます。

 

しかし、当社においては、書類の管理やデータのバックアップといったことが明確にルール化されており、必要な時に必要な情報がすぐに引き出せるような仕組みづくりが徹底されています。

「この制度に関わる資料は〇色のフラットファイル」「この場合のデータ名には必ずこのワードを使う」など整理方法が統一されているため、資料やデータを見ると、自分が探している情報がすぐに見つかります。

整理整頓された職場では、気持ちよく仕事ができるだけでなく、必要なものを探すための手間・時間というものが省かれることから、生産性の向上につながるなどのメリットがあるということです。

 

整理整頓のルールは、個人レベルでなく組織全体で共通意識を持ち取り組むことが重要ですが、そうすることで、自分のみならず他者が気持ちよく仕事をするためにはどうするのがベストか、という視点が自然と身につくと思います。

 

社内の雰囲気をよくしたいと考えるのであれば、まずは整理整頓により社内環境を整えることからはじめてみるのもよいのではないでしょうか。

 

 杉原 千尋

 

組織・人材育成 考え方

人は見た目が9割

こんにちは、フラッグシップ経営の㮈本です。

 

 

うだるような暑さだった8月も終わり、朝晩も涼しく少しずつ過ごしやすい秋らしい天候になっているように感じます。

 

 

弊社では、気候により多少前後する可能性がありますが、9月までクールビズスタイルを取り入れており10月からは一般的なビジネススタイルでの業務になります。

 

近隣の会社や通勤時にも、クールビズスタイルからスーツスタイルに変わっている企業も多く、こういった面でも季節の変わり目を感じます。

 

ビジネスマンや社会人にとって、スーツをきちんと着ることは当然のように感じますが、電車に乗っていると靴もボロボロで服もシワだらけの状態で通勤している方を見かけることがあります。

 

人を見かけで判断することは良くないことだと思いつつ、ビジネスの場や人と会う立場からついつい目で追ってしまい、このような恰好でなぜ仕事に行くのかと思うことがあります。

 

外見や恰好は個々の仕事の能力には大きく影響はないと思いますが、経営者や従業員の服装や態度は少なからず、会社の経営状態や周りからの心象に影響するのではないかと思います。

 

また、金融機関の担当者はこのようなことでも訪問時に細かくチェックしていることがあります。

 

中小企業の現場で仕事をしている方が、動きにくいスーツを着る必要はないと思いますが、作業着をきちんと着ることや来訪者への挨拶など一般的なことができているかを少なからず金融機関の担当者は見ていると思います。

 

来訪者へ挨拶するような一般的なことでも出来ていない場合は、金融機関以外にも取引先の印象も悪くなり、契約が取れないなどの不都合が生じる場合も考えられます。

 

第一印象や社内の決まりごとは金融機関の顔色をうかがうために作るわけではないですが、長期的に経営不振に陥っている会社の多くは、

そういった当たり前のことができていない会社が多いように感じます。

 

社内ルールや規定は、今の仕事の売上を上げることに直結しないため決定を延期しがちですが、早めに社内ルールを決めることや社員教育を行うことで将来的な経営力の強化に繋がります。

 

当社でも経営改善のアドバイスを行う立場から、当たり前のことが当たり前にできる環境や体制を整え、今後も事業者様の経営相談に努めていきます。

 

㮈本 啓嗣

組織・人材育成 考え方

継続力とチーム力で成果を出す

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

次月から当社に新しい仲間が加わります。

 

1年に2人~3人の新規雇用と女性比率も向上させたいと思っていたところ、運良く女性のコンサルタント候補を採用することができました。

 

少し自慢させていただくと、これまで求人には1銭もかけたことはありません。

 

これまでの入社経路は知人の紹介2人、ホームページ経由3人、ツイッター経由1人です。

 

また、この1年でも採用させていただいた方以外に10人程度の求人の応募がありました。

 

就活をしている大学生も34人いたと思います。

 

これはホームページやSNSで情報を発信し続けていることの成果です。

 

求人だけではありません。仕事の問合せもホームページやSNSを経由することが多く、デジタルマーケティングによって当社は成長することができました。

 

私が独立した時からWEBマーケティングに力を入れてきたこともありますが、現在は継続力とチーム力によって成果が出ているのだと思います。

 

当社のコンサルタントがどのような活動をしているのかは毎日更新されますし、コンサルタント職は毎月ブログも更新しています。

 

外部コンサルタントを探している企業様も当社で働きたいと思っている方も当社の「生き生きしたホームページ」を見て、反応していただけているのかなと感じています。

 

業績が著しくない、人材の確保がうまくいっていない場合はホームページを活用することが起爆剤になることは十分にあり得るのですが、多くの企業や経営者は自社ホームページを重視せずに、無駄な広告や求人費を使ってしまいます。

 

しかし、この気持ちは分からなくもありません。

 

ホームページを活性化するには会社全体のサポートがないとできないからです。

 

ブログを輪番制にしても協力しない社員、社員撮影でも顔を出したくない、名前を出したくないなど反対する社員が一定数存在するとホームページを活性化することは難しくなります。

 

いきなり会社全体でホームページに注力できない場合は数人のプロジェクトメンバーだけでも良いので営業の新規開拓や求人を意識した内容を更新してみましょう。

 

1つのプロジェクトを数人で継続することは社内のコミュニケーションや雰囲気も改善させるきっかけにもなります。

 

何事も継続とチームで取り組むことが成果を生み出すポイントです。

 

ホームページやSNSの更新といった小さな取り組みをどれだけ真剣に行えるかで会社の方向性が決まる時代といっても過言ではないですから。

組織・人材育成 経営方針書 考え方

中小・零細企業が良い会社を作る方法

 

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

最近、実務が非常に忙しく自社の経営のことについて考える時間をほとんど確保することができていません。

 

それがものすごくストレスに感じているのですが、一方で社員の皆さんと同じ場所で同じように働くことで一体感を感じることができるので、複雑な心境です。

 

しかし、実のところは私の状況のように中小・零細企業の経営者は現場での実務を中心としながら、将来ビジョンや戦略などについて考えるのが良い会社作りの近道なのかもと考えるようになりました。

 

最前線の現場にいると様々な問題やビジネスチャンスが見えますし、社員一人一人の強みや弱み、経営リソースで何が不足しているかなどが手に取るように分かるため、自社の課題を整理しやすくなります。

 

どうすれば、より組織が活性化して良い会社作りができるのか、それを考えるヒントが現場にはたくさんあるということです。

 

私は組織の活性化について考える時、経営学者のバーナードが提唱した「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」3要素を活用します。

 

共通目的とは一緒に働いている全員が共通の目的(理念やビジョンの達成)をもっているということ、貢献意欲は共通の目的(理念やビジョンの達成)に自分も貢献したいという意欲、コミュニケーションは円滑な意思伝達のことです。

 

この3つの要素が揃っていれば組織として活性化していると言えますので、現場に出てビジョンや今後のことを皆に語ったり(共通目的)、仕事を任せたり(貢献意欲)、面談したり(コミュニケーション)するようにしています。

 

当社のような零細企業にとって良い会社作りとは、売上・利益を確保することは当然として経営者自身が社員の皆さんと汗を流し、ビジョンを語り合える環境にすることだと実感しています。

 

会社の雰囲気を変えたい、良い会社にしたいと考えるのであれば、経営者自身が現場で汗を流すことを試してください。 

そうすると、「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」が自然発生的に生まれ、組織が活性化すると思います。

 

それでは、また次回です。