「五常」を重視した経営
皆さん、こんにちは。
フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。
お陰様で当社はここ数年で飛躍的に事業規模が拡大しましたが、こういう時にこそ注意が必要だと感じます。
事業規模の拡大と言えば聞こえは良いですが、「急激な拡大は急激な歪みを生む」ということはこれまでの経営コンサルティング人生の中で嫌というほど多くの実例を見てきています。
ですので、私自身はもちろんのこと社員に対しても緩みが出ないよう注意していきます。
数年後に立派な事業規模の拡大だったのか、それとも単なる肥大化(中身がなく図体だけが大きくなっただけ)だったのかは財務諸表だけでなく組織風土、社風、哲学がどう根付いたかで判断できるでしょう。
単なる肥大化にはならないよう私は「五常(ごじょう)」を大切にした経営を行っていきます。
五常とは儒教の言葉で「人が常に守る5つの徳」のことを言います。
「仁(じん)」 慈しみ、思いやりを持つ心
「義(ぎ)」 正義を貫き、人としてすべきことをすること
「礼(れい)」 謙虚な姿勢で礼儀を大切にすること
「智(ち)」 最良の判断を下すために、知恵を身に付けること
「信(しん)」 人から信頼されるように素直で誠実であること
このような考え方は、改めて読むと当然のことなのですが、業績が良い場合や順調な時は忘れがちになるのではと思うのです。
そのために、挨拶、感謝の気持ちなどは自らが率先して積極的に行うように社員一同心掛けております。
事業規模や時代の変化に流されることなく、普遍的な価値観を大事にした経営が良い会社になるのではないでしょうか。
株式会社フラッグシップ経営代表 長尾康行(中小企業診断士)