• 経営体制の強化
  • 財務・資金繰り改善

大阪府 木材加工業の企業様

企業規模
売上:約1.2億円 借入:約8千万円
ご相談内容
業績、資金繰りともに厳しい状況であり、経営改善の意欲はあるものの、今後も大幅な改善見込みは弱く、経営改善計画の策定支援を受けたい。
支援内容
大阪信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、費用構造の見直し、収益改善、組織活性化などに関する経営改善計画策定のご支援をさせていただきました。
ヒヤリング内容などから、損益構造の把握と収益性の改善、自社ブランドの商品力・マーケティング力の強化、品質管理体制の改善の3点が同社の課題であると判明し、それぞれの課題に対して解決方策をご提案させていただきました。
損益構造の把握と収益性の改善に関しては、損益分岐点売上高の把握と適切な収益改善のステップを踏むことが大切であるとご説明させていただきました。資金繰りが厳しい状態のまま売上の拡大は更なる赤字拡大や資金繰り悪化につながる恐れがあるため、まずは損益分岐点売上高を把握し、目標利益を確保するために必要な売上高を算出。そして、必ず「固定費削減→利益率改善→売上高増加」の流れで経営改善に取り組むことをアドバイスさせていただきました。
自社ブランドの商品力・マーケティング力の強化に関しては、WEBサイト・SNSの活用、商品の魅力を明確にすることが大切であるとご説明させていただきました。自社ブランドや自社商品を開発したものの、WEBでも小売店でも思うように売れないというケースが大半であるため、商品、流通経路、価格帯などでいかに差別化できるかがポイントになるというお話をさせていただきました。
品質管理体制の改善に関しては、費用対効果を検証し、品質管理担当を採用することをご提案させていただきました。現在の検品業務担当者が他業務との兼務であるため、新事業での品質管理強化や既存事業での不良削減を考えると品質管理担当者を設けたいが、現在の収益状況からは安易な固定費増加は慎重に対応しなければならないため、導入による経済的な効果と検査担当者の雇用コストなどを比較検討してから、採用を進めることをご確認いただきました。
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

大阪府 アパレル業の企業様

企業規模
売上:約7千万円 借入:約1億円
ご相談内容
経営診断を行いたい。
支援内容
大阪信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、経営診断書作成のご支援をさせていただきました。
ヒヤリングを通じて、売上高を追求するのではなく、内部留保を重視することで適正な返済キャッシュフローを確保すること、需要が拡大しているEC分野に注力することの2点が同社の課題であると判明し、それぞれの課題に対して解決策をご提案させていただきました。
返済キャッシュフローの確保に関しては、内部留保を重視し、中長期的には実質無借金を目指すことをご提案させていただきました。同社は新型コロナウイルス感染症が感染拡大する前は少額の借入金で長年事業を運営されておりましたが、今般の感染症の影響や先行きが不透明なことを受け、運転資金の借入を行い、現在は年商に対してやや過大な借入となっています。キャッシュフロー上、事業継続に必要な借入でしたが、今後どのようにして適正な返済財源を確保していくかが課題となっています。利益率や利益額を重視し、売上規模ではなく、内部留保を重視することで適正な返済キャッシュフローを確保し、現預金残高と借入残高が同程度となる実質無借金を目指すことを助言させていただきました。
EC分野において、事業拡大と生産能力の維持に関する意向を確認しました。同社はすでに計画を進めており、EC分野における需要の拡大と国内での加工に対応するための体制を整える予定です。
  • 財務・資金繰り改善
  • 資金調達

奈良県 工事業の企業様

企業規模
売上:約8千万円 借入:約4千万円
ご相談内容
売上高が増加傾向にある中、工事代金の支払いが先行することや代金回収までの間、収支のズレが大きくなり、資金繰りが窮屈になっているため、資金繰りを改善したい。また、試算表や資金繰り表の作成、各工事の原価計算や会社全体で必要な利益についても十分な管理が出来ておらず、連続で損失計上となっている。原価計算の方法や資金繰り表の作成などについても行っていきたい。
支援内容
奈良県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、資金繰り表の作成を始めとしたご支援をさせていただきました。 ご要望事項やヒアリングにより、会社全体での必要利益の把握、各案件の収益性の向上、計数管理の徹底の3点が同社の経営課題であると設定し、それぞれの課題についての解決方策をご提案させていただきました。
会社全体での必要利益の把握に関しては、売上増加傾向にあるものの2期連続して損失計上となっており、早急に損益分岐点を把握し、固定費削減や原価率低減に取り組み損益分岐点売上高を低下させる必要があります。そのうえで、借入金の返済や事業への投資、増加運転資金なども考慮したうえで、会社全体で必要な利益額を算出しなければならないと助言いたしました。
各案件の収益性の向上に関しては、近年右肩上がりで事業規模は拡大している一方で、十分な粗利を確保できておらず、経常段階で2期連続して損失計上となっているため、取引先毎や案件毎の収支管理を徹底し、収益性を高める必要があることをご理解いただきました。
計数管理の徹底に関しては、現在は試算表の作成は滞ってしまっているが、売上・支払の締め支払いタイミングは比較的シンプルであり、顧問税理士との間で入力・資料提出の締め切りを設定し、毎月試算表が作成できる体制を構築する必要があるとお話させていただきました。
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

奈良県 運送業の企業様

企業規模
売上:約2億円 借入:約1.3億円
ご相談内容
経営改善のために具体的に何に取り組むべか方向性を見失っている状態であり、経営診断を受けて経営状況の把握を行い、問題点の改善に取り組みたい。
支援内容
奈良県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、費用構造の見直し、収益改善、組織活性化に関するご支援と2024年度のアクションプランの策定のご支援をさせていただきました。ご要望事項やヒアリングにより、損失原因の追究と収益性の向上、経営課題の把握と経営目標の設定、計数管理の徹底と資金繰りの改善の大きく3点の課題を設定させていただきました。
最後には計7回の打ち合わせで作成してきたアクションプランを基に報告会を実施し、これまでの支援内容を総括し、代表者のアクションプラン作成への思いや今後、達成していきたいことなどをお話いただきました。
作成したアクションプランは、6つの大項目に分かれ、①固定費の削減、②採用・配置、③利益率、④売上アップ、⑤資金繰り、⑥組織活性化について検討し、設定しました。このアクションプランは現在から、来年(2024年)の取り組み事項としての位置づけであり、1年後には取り組み状況を見直し、2025年に向けて再作成を行うこと、持続していくことが重要であることをご説明させていただきました。
  • 事業再生
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

奈良県 リフォーム工事業の企業様

企業規模
売上:約7億円
ご相談内容
借入が多く返済負担が大きいものの、利益が出ていない。先行きが不透明であるため、事業を継続するか親の代で廃業するのが良いか相談したい。
支援内容
無料経営相談でのご来社で、1時間ほどお話を聞かせていただきました。
ご来社されたのは副社長様で、利益が出ていないまま自身が事業を承継するのが良いか、第二会社方式で再起を図るのが良いか悩んでおられました。
まずはご自身がどうされたいのかについてお話をお聞きし、第二会社方式のスキームについてご説明いたしました。
その後は直近期の決算書を拝見し、金融機関との取引状況や財務内容の問題点についてお話ししました。
急いで事業を承継せず、経営改善にて財務内容を整えた状態で承継してはどうかと助言させていただきました。
社長様とご相談いただき、経営改善に取り組みたいとおっしゃっていただけた場合は、引き続き当社でご支援させていただきます。
  • リスケジュール
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

和歌山県 食品小売業の事業者様

企業規模
売上:25億円 従業員数35名
ご相談内容
競合店の乱立により売上・粗利が低下し大幅な赤字となっている。打開策について外部専門家からの助言を求めたい。
支援内容
専門家派遣事業制度による外部専門家として、和歌山県の食品小売業者様へ5回の企業訪問・経営支援をさせていただきました。
商圏エリアにおける複数の競合店の出店により、業績が著しく悪化し、大幅な赤字となり、資金繰りに困窮されていました。
専門家派遣事業制度では、現状分析と困窮原因の把握、資金繰りの改善と営業黒字化への取り組みついて助言をさせていただきました。
黒字化に向けた改善策は、社内でも模索をされていたものの、方向性が確定していない状況でした。
店舗コンセプトや経費構造の見直しなど複数の施策が必要であることを助言させていただきました。
また、国の支援制度である405事業(経営改善計画策定事業)についてもご提案し、今後、同制度を活用した経営改善に向けたご支援を継続させていただく予定です。
  • 事業再生
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

大阪府 電気工事業の企業様

企業規模
売上高 約20億円
ご相談内容
従前から過剰債務に苦しんでいたが、いよいよ資金ショートが迫ってきた。借入金の返済方法の見直しも含めて、経営全般について相談したい。
支援内容
無料経営相談でのご来社でしたので2時間ほどお話を聞かせていただきました。まず、経営する姿勢が根本的に間違っており、資金ショートも直前まで気付かない!?、放置していた!?など聞くに堪えない内容でしたので、置かれている状況を説明(説教)させていただきました。
その上で、私(長尾)からは「金融機関にはありのまま伝えて、まずは3か月程度の期間を設け、暫定で元本返済を止めていただく。その間に外部専門家を入れて、実態把握と改善の方向性を提示するべき」と助言させていただきました。
個人的には倒産するのもやむ無し(市場から退場すべき会社)と思ったりもしますが、従業員や取引先のこともあるので、経営陣にはしっかりとお灸を据えて、やる気があるなら当社で支援させていただきます。当社は無料経営相談であっても真剣にお話を聞き、助言をさせていただきます。
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

兵庫県 建設業の企業様

企業規模
売上30,000千円
ご相談内容
事業内容が増え、資金が分散していることで、どの事業も完了させることができず、資金繰りもタイトとなっている。
支援内容
個人事業主として建築リフォーム工事業を営んでいますが、新型コロナウイルス感染症拡大影響により受注が減少傾向にあることに加え、不良債権の発生も重なり運転資金が枯渇している状態です。
新築工事、リフォーム工事、不動産賃貸、不動産売買など多岐にわたる事業を展開する中で資源が各事業・不動産に分散してしまっていたため、不採算事業の撤退や遊休不動産の清算によって資産を身軽にする方針を固めました。その後は、資金繰りの改善と収益の向上の方向性の具体的計画について打ち合わせを行いました。
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

大阪府 服飾品製造業の企業様

企業規模
売上:65,000千円、有利子負債:110,000千円、従業員数:9名
ご相談内容
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、小売部門が連続して損失計上となっている。会社全体の業績にも大きくダメージを受けており、事業整理や新分野での展開方法など、今後の方向性について相談したい。
支援内容
服飾品の製造、卸売、小売を展開している事業者様で、既存の事業・店舗の閉鎖や一部事業の縮小撤退と新事業への展開にあたって、十分な売上利益の具体的な金額や値決めの根拠などが不透明な部分がありました。原価計算や損益分岐点分析を一緒に行いながら、会社全体で必要な売上、利益と新事業でのどの程度の売上を確保する必要があるかなど、今後の方向性について打ち合わせしました。
また、新事業の展開に際し、増加運転資金が売上高に対してどの程度必要となるのかも算出し、今後の資金計画についてもアドバイスしました。
  • 経営診断・事業計画の策定
  • 財務・資金繰り改善

大阪府 板金加工業の企業様

企業規模
企業規模:売上200,000千円、有利子負債:397,000千円、従業員数:35名
ご相談内容
適切な単価設定とキャッシュフローに応じた返済方法によって、収支と資金繰りの安定化を図りたい。
支援内容
同社は板金加工業の事業者様です。年商に対して借入が過大となっており、その中で十分な売上が確保できていないため、事業の整理や今後の経営改善の方向性について相談しました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響など外部環境の問題もあるものの、人員不足により顧客からの引き合いに十分に対応できていない側面があるため、まずは自社内部の体制を整えることによって売上・利益を確保し、資金繰りを改善していくようアドバイスしました。
来年度には経営改善計画の策定を代表者と一緒に行い、継続的な支援を行う予定です。