• 経営診断・事業計画の策定
  • 資金調達

兵庫県 建設業の企業者様

企業規模
売上:約1.7億円 借入:約1億円
ご相談内容
経営診断を実施して欲しい。
支援内容
兵庫県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、経営診断書作成のご支援をさせていただきました。
3回のヒアリングを通して、同社の高い設計力と丁寧な施工が評価された結果、受注が拡大し直近3期の売上高は右肩上がりとなっていることや、令和2年3月期から令和3年3月期まで赤字計上だった利益が、直近の令和4年3月期は黒字に転換しており、業績は一定の回復をしていると見受けられました。しかし、債務超過に陥っていることや借入金の返済を考えれば、十分な利益を確保できているとは言い難いため、①固定費の削減、②利益率の改善、③売上高の増加という順序で改善に取り組む必要があると助言させていただきました。
固定費の削減については、目立って過大であるものは見受けられないため、細かな経費の削減やこれ以上の経費の増加が起きないよう注意していくこと、やや過大となっている雑費については詳細を確認し、無駄な経費が埋もれていないかを精査する必要があるとお話しさせていただきました。
利益率の改善については、仕入や外注費などの変動費だけでなく、近年急騰している燃料価格や水道光熱費などの間接的な経費も考慮する必要があることをご確認いただきました。特に原価は今後も高騰するという前提を持って、販売単価に転嫁しなければ利益率の悪化を招くので、原価管理を徹底し、必要な利益率の確保が必要でした。
先述した①・②に取り組んだ上で売上高の増加に取り組む必要がありますが、現在も、法人ルートと直受注ルートがあり、販路が狭いわけではないので、受注を拡大していくためには、HPなどのWEB戦略と、DMやニュースレターなどのアナログな宣伝活動などを組み合わせ、まず商圏内での認知度向上のための取り組みを行うことは必要不可欠であるとご説明させていただきました。
  • 経営体制の強化
  • 資金調達

奈良県 土木工事業の企業様

企業規模
売上:約1.2億円 借入:約7千万円
ご相談内容
新型コロナ感染時には一時的に公共工事がストップし、受注が減少した時期もあるが、その後は比較的堅調な業績推移となっていた。しかし有利子負債は年商に対して大きくないことから、経営サポート保証を活用したリスケジュールの出口戦略に向けての支援を希望しており、中長期的な経営目標を持ちながらリファイナンスに取り組みたいため経営改善計画書を作成したい。
支援内容
奈良県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、経営改善計画の策定のご支援をさせていただきました。
財務諸表やヒアリングの内容などから、経営改善計画の策定に至った直接的な要因は、新型コロナの影響で公共工事が一時的に中断、見送りとなり業績に影響を受けているが、コロナ前から業績は低迷しており、十分な利益や返済キャッシュフローを確保できている状態ではなかったが、収支状況が悪化していた状態で10年弱の間、無理のある経営を続けていたこと、また経営判断が遅れたことで資金繰りが厳しくなっていったことが窮境原因であると分析しました。
この窮境原因を除去するためには、経費の削減、収益の改善と売上の確保、経営管理の強化の3点を重点課題として取り組み、リファイナンスなどの金融機関の支援を受けることが必要であると考えられました。
経費の削減に関しては、固定経費は無駄な支出が少ないものの、現在の取引状況や経済環境を勘案し、収益を十分に確保できる売上高や利益率へ速やかに改善することが難しいため、現在の売上や利益率で賄える固定費を目標に経費の削減に取り組み、損益分岐点を下げる必要があるとご説明させていただきました。
収益の改善と売上の確保に関しては、外注単価の見直しや作業効率の改善、工事不良によるやり直し発生や工期延長の削減による収益性の向上、また、下請よりも利益率の高い元請の割合を増やすために、市の公共工事の入札により積極的に参加していくことなどをご提案させていただきました。
経営管理の強化に関して、試算表の作成、工事別損益管理などにより、業績をしっかり把握し、収支状態および資金の流れをつかみ、速やかに経営判断を行うことが大切であるとご説明させていただきました。
  • 財務・資金繰り改善
  • 資金調達

奈良県 工事業の企業様

企業規模
売上:約8千万円 借入:約4千万円
ご相談内容
売上高が増加傾向にある中、工事代金の支払いが先行することや代金回収までの間、収支のズレが大きくなり、資金繰りが窮屈になっているため、資金繰りを改善したい。また、試算表や資金繰り表の作成、各工事の原価計算や会社全体で必要な利益についても十分な管理が出来ておらず、連続で損失計上となっている。原価計算の方法や資金繰り表の作成などについても行っていきたい。
支援内容
奈良県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、資金繰り表の作成を始めとしたご支援をさせていただきました。 ご要望事項やヒアリングにより、会社全体での必要利益の把握、各案件の収益性の向上、計数管理の徹底の3点が同社の経営課題であると設定し、それぞれの課題についての解決方策をご提案させていただきました。
会社全体での必要利益の把握に関しては、売上増加傾向にあるものの2期連続して損失計上となっており、早急に損益分岐点を把握し、固定費削減や原価率低減に取り組み損益分岐点売上高を低下させる必要があります。そのうえで、借入金の返済や事業への投資、増加運転資金なども考慮したうえで、会社全体で必要な利益額を算出しなければならないと助言いたしました。
各案件の収益性の向上に関しては、近年右肩上がりで事業規模は拡大している一方で、十分な粗利を確保できておらず、経常段階で2期連続して損失計上となっているため、取引先毎や案件毎の収支管理を徹底し、収益性を高める必要があることをご理解いただきました。
計数管理の徹底に関しては、現在は試算表の作成は滞ってしまっているが、売上・支払の締め支払いタイミングは比較的シンプルであり、顧問税理士との間で入力・資料提出の締め切りを設定し、毎月試算表が作成できる体制を構築する必要があるとお話させていただきました。
  • 経営改善計画策定支援事業
  • 資金調達

奈良県 自動車関連業の企業様

企業規模
売上:約5千万円 借入:約5千万円
ご相談内容
赤字体質から脱却するため、また、中長期的な経営方針を持つためにも経営改善計画を作成したい。
支援内容
奈良県信用保証協会様より、専門家派遣事業としてご依頼いただき、経営改善計画策定のご支援をさせていただきました。
ご要望事項やヒアリングから収益性の向上、売上高の拡大の2点を経営課題として設定いたしました。
収益性に関しては、大口の取引先の一部が非常に低収益であり、リベートを加味しなければ赤字となる先も存在するため、取引先毎の収益管理を徹底し、収益性を高める必要性が見受けられました。売上高に関しては、既に返済のリスケジュール中であるが、返済に十分なキャッシュフローを確保できておらず、収益率の向上に加えて、売上規模の拡大も不可欠であるとわかりました。
最終には経営サポート会議を実施し、計7回の打ち合わせ内容や金融支援を基にした経営改善計画書のご説明と要請する金融支援などについて、ご報告させていただきました。
同社は連続した営業損失の計上を原因とする営業キャッシュフローの不足を財務キャッシュフローで賄っていた状況であり、厳しい経営状態であり、事業規模に対する有利子負債は過大であるものの、経営改善のステップを踏むことで、経営状態は改善できるものと判断し、計画書1年目から計画3年目までの元本返済措置、計画4年目から返済財源での残高プロラタ返済の2点の金融支援を要請することをご説明いたしました。
  • 資金調達

岡山県 自動車小売

企業規模
借入残高2億9,000万円 新規調達額9,000万円
ご相談内容
今後の事業拡大のために車両資金仕入として、資金調達を行いたい。
支援内容
同社は自動車の販売、買取、車検、整備等を行っている自動車小売業者であり、弊社の顧問先です。新型コロナウイルス感染症の拡大の中でも、売上が好調に伸びており、今後の事業拡大のために車両仕入資金を調達したいとのご相談でした。
事業計画書のブラッシュアップや資金繰り表などを経営者と共に作成し、新規の金融機関へ申込しました。結果、融資相談をした3行で希望通りの金額で融資を受けることができました。
今後もパートナーとして共に問題を解決するという同じ目線をもってご支援させていただき、伴走してまいります。
  • 財務・資金繰り改善
  • 資金調達

岡山県 自動車小売

企業規模
売上11億円 借入2.9億円
ご相談内容
資本性劣後ローンで資金調達をしたい。
支援内容
同社は自動車の販売、買取、車検、整備等を行っている自動車小売業者である。売上の増加に対して十分な利益確保することができず、資金繰りが窮屈となっていた。また、新型コロナウイルス感染症の長期化や緊急事態宣言の影響により、これまで県外から来店していた顧客等の来客が減少し、売上や利益の確保、資金繰りも悪化している状況でした。
そこで事業者様と何度もお打ち合わせを行い、現状分析や今後の方針を決定し、10か年の数値計画、資金計画等を詳細に記載した事業計画書を作成しました。粘り強く交渉した結果、無事希望通りの金額で資本性劣後ローンの融資を受けることができました。
今後も資金繰りの改善などの問題解決や将来のビジョン作成、経営全般のサポートを継続して行っていきます。
  • 経営力向上計画
  • 資金調達

岐阜県 娯楽業の企業様

企業規模
売上:5億円、従業員数:60名
ご相談内容
日本政策金融公庫での制度融資を申し込む際に必要になる「経営力向上計画」の作成したい。
支援内容
日本政策金融公庫での制度融資を申し込む際に必要になる「経営力向上計画」の作成支援を行い、先日無事に認証されました。経営力向上計画は中小企業の経営力向上を目的として、平成28年7月にスタートした国の制度です。中小企業の経営力向上を通じて、日本の経済成長を実現することを目的としており、認証されると税制面、融資面、補助金の審査面で優遇されます。今回は岐阜県のお客様でしたので必要資料をお預かりし、お電話でのヒアリングをさせていただきました。当社としては久しぶりの経営力向上計画のご支援でしたので、過去に支援した時から申請方法や書式の変更がないか確認しながらの申請でした。一部修正の依頼があったものの、無事に認証されました。
  • 財務・資金繰り改善
  • 資金調達

大阪府 建築工事

企業規模
売上:2.3億円 借入:8千万円
ご相談内容
新型コロナウイルス感染症の影響で、新築工事が大幅に減少し資金繰りが切迫している。新型コロナウイルス感染症が沈静化された後も、新築工事の大幅な受注回復は見込めない状況であるため、資金調達を行いたい。
支援内容
新型コロナウイルス感染症の影響で売上が低迷しており、資金繰りが悪化しました。無料経営相談で現状把握や借入一覧などを確認し、資金調達を行うに至りました。
取引先への支払も遅延している状態であり、早急に資金調達を行う必要がありましたが、メイン行・保証協会の金融支援は一度断られました。そこで損益計画、資金繰り表、アクションプランを作成し、粘り強く交渉した結果、無事希望通りの金額で融資を受けることができました。今後も業績管理を行い、継続して支援させていただきます。
  • 事業再生
  • 経営改善計画策定支援事業
  • 資金調達

大阪府 建設工事

企業規模
売上86百万円 借入34百万円
ご相談内容
連続して売上高が減少しており、比例して収益力が低迷している。これにより、返済が重く、資金繰りが厳しい。
支援内容
前代表者の急逝以降、連続して売上高が減少しており、直近の決算では大幅な損失計上となっている。そこでリスケジュールによる返済の見直しが必要になる前に早期経営改善計画支援事業(プレ405事業)を活用して経営改善計画策定を行いました。その後、メイン行からの金融支援を受けながら、事業承継と経営改善に取り組んでいます。
  • 経営体制の強化
  • 財務・資金繰り改善
  • 資金調達

大阪府 建築

企業規模
売上:4億円 借入:なし
ご相談内容
新型コロナの影響で受注が激減。これまで借入をせずに経営を行っていたが、資金繰りに行きつまり、資金調達を行いたい。
支援内容
これまでは前受金の額が多かったため運転資金を調達する必要がなかったとのことですが、新型コロナの影響で受注量が激減し、資金繰りも悪化しました。無料経営相談を行った結果、顧問契約を行い、経営改善計画の策定、資金調達の支援を行うに至りました。
無料経営相談では経営改善のポイントをいくつかお話しさせていただきました。特に試算表を作成せず1年に1回決算の数字を確認するだけとのことでしたので、試算表を作成することの重要性を重点的にお話しました。非常に若く、やる気のある経営者でしたので資金繰りの改善のみならず、仕組み作りや成長を促す支援をさせていただければと思います。