経営者の仕事とは成長拡大と安定化
皆さん、こんにちは。フラッグシップ経営の長尾です。
本日は経営改善支援の案件で山口県への出張でしたが、台風のためキャンセルさせていただきました。
皆様も会社・自宅ともに災害対策を進めていただき、「安全第一」でお願いいたします。
さて、今日は「経営者の仕事」についてです。
経営者の仕事とは何か。
書籍や学者により定義は様々ありますが、本質的には同じ意味だと思いますが、私は「経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を収集分配し、事業を拡大・安定させること」と表現しています。
経営者はどんな時も売上と利益を上げ続ける(増収増益をする)必要があります。
私もこれができない時は精神的に落ち込む時があります。
弊社もここ数年は大幅な増収増益を続けてきたのですが、今期は減収減益になりそうなので、経営者としては失格になります。
どんな時も増収増益を目指さないといけないというのは少々厳しい意見かもしれませんが理由があります。
それは固定経費が年々増加していくからです。特に人件費については高騰していく傾向は強くなっていますし、賃上げをしない会社には人が集まらない状況になってきています。
その他にも様々な経費が増加傾向になっていくのは経営者であれば良くわかっていることかと思います。
また、増収増益を実現すれば、それで良いというわけではありません。
増収増益は「成長」ですが、同時に「安定」も必要です。
安定した売上、安定した品質、安定した組織、安定した資金繰り・・・
売上・利益を伸ばしても「安定」という要素が抜けていますと真の成長とは言えません。
安定なき経営は必ず歪(ひずみ)を生みます。
歪を修正するためには戦略や戦術を立案し、それらを社員に浸透させるということが不可欠です。
会社の外に成果(売上)があり、会社の中に不安要素や改善ポイントがありますが、これらを戦略的に可視化し1つ1つに施策を打っていくことで成長発展と安定化を得ることができます。
当社は財務的問題のご支援が多いですが、こうした経営の本質の支援を増加させていくことが中小企業の発展に貢献すると思います。
今後はこのあたりの支援を充実させていきます。