後輩や教える対象が存在することで、教える側が育つ
経理・総務の松野です。
最近は、経理・総務業務以外に、特にインターン生に業務を教えることが増えております。
インターン生に業務を教えていくなかで、気づいたことがございますので、共有させていただきたく存じます。
具体的には、会社のルールやシステムの説明、メールの作成方法、決算入力方法などを主に教えています。
私は、インターン生に業務を教える際に、言い回しや資料の準備、教える順番の検討など事前準備を入念に行っています。
また、実際に業務を教える際に意識していることが2点ございます。
それは、「インターン生がPCを操作し、実践する」と「一方的に話すのではなく、質疑応答を交えながら教える」です。
私がPCを操作し、インターン生に伝えていると、インターン生本人は、わかったようでわからない状態になってしまうと思い、インターン生がPCを操作し、一緒に画面を見ながら操作方法をお伝えしております。
実践あるのみ、そして体で覚える方が自分の血肉になるからです。百聞は一見にしかずです。
また、一方的に話すだけだと話がきちんと伝わらなかったり、会話が成立しなかったり、相手が理解しているのか確認ができなかったりと問題が発生してしまいます。
質疑応答を交えることで、相手にも参画してもらい、コミュニケーションを取ることができます。また、相手の理解度を確認しながら話すことができます。
「現段階で、ここが分からないなどの質問はある?」と自分から声をかけ、相手に対して話しやすい雰囲気を作ることも教える側にとって重要なことです。
上記に加えて、教える立場になることで、新たな気づき・改善点を見つけることもできます。
仮にインターン生Aさんには、このように教えてみたが、誤解を招いてしまったため、次回からインターン生Bさんには、前回の反省を活かし、違う教え方をしてみようとトライアンドエラーを繰り返すことで、新たな気づきを発見することができ、自分の教える「型」ができます。
また、業務を教えることで改めて自分の頭の中で、その業務を整理することができ、理解を深めることもできます。
教える立場になることで、教える側が育つということです。
4月より新入社員が入社することで、後輩ができる方がいらっしゃると思います。
一度、「一緒に実践しながら教える」と「一方的に話すのではなく、質疑応答を交えながら教える」ことを意識してみてください。
経理・総務 松野 あやか