本日は終日、デスクワークでした。現在進めているリスケジュール支援の返済についての資料作成と、第二会社方式で再生を図る企業様に関する計画書の作成です。
金融機関の立場や思考を加味しながら、作成するのですがその度に本質ではないことに時間をとられているなと感じます。
金融機関は細部の表現や自行の都合ばかりを主張するため、整合性をとるのが難しいです。とはいえ、しっかりと資料を作りこんで支援先にとってベストになるよう頑張ります。
本日は和歌山県の案件が3件でした。1件目は和歌山県信用保証協会からの専門家派遣事業としての訪問です。ビジネスモデルの転換ができずに優良企業から再生支援が必要な状態まで業績が低下してしまいました。業績の低下もさることながら依然として、一昔前の考え方が浸透しており、経営改善に取り組む必要性を感じていないことが一番深刻です。このマインドを崩すことができるか、前向きになってもらえるかがポイントです。午後はバンクミーティングです。他の先生が作成された経営改善計画が頓挫し、当社が修正計画を策定した案件のモニタリング報告です。決算では数年ぶりに営業黒字を達成しました。しかし、資金調達の可能性も排除されている状況ですので、資金繰りは厳しいことに変わりません。売上規模の拡大ではなく利益率にこだわり、利益を確保する営業が徐々に実を結んでいますが、経営者にはまだまだ頑張っていただかなければなりません。3件目は新たに経営改善計画策定支援事業に取り組む事業者のメインバンクに訪問し、情報共有しました。策定支援事業は当社のような認定支援機関とメインバンクが連名で申請しますので協調することが必要です。来年1月からスタートできるよう準備していきます。