長尾は支援先様の出口戦略について協議するため、メインバンク様と再生支援協議会様とミーティングを行いました。
出口戦略としては10か年の合実計画の作成を行い、合実計画の実施期間中に抜本再生に向けた実抜計画を策定するという内容で全行からの同意を得る結果となりました
合実計画
合実計画とは合理的かつ実現可能性が高い経営改善計画のことを指し、債権者区分が破綻懸念先の方が対象となります。
必要に応じてリスケジュールなども行いながら全行から同意が得られる水準での計画策定が求められます。
実抜計画
実抜計画とは実現性の高い抜本的な経営再建計画のことを指し、債権者区分が要管理先の方が対象となります。
こちらは売上高や利益予測が十分に厳しいものとなっていることが求められており、事業の安定化がゴールとなります。
代表の長尾と終日アポイントでした。午前中は、和歌山県の専門家派遣事業のご支援でした。製造業の企業様で5回の専門家派遣の最終訪問のため金融機関のご担当者様も同席されました。
前半は、これまでの訪問の総括、業務フローや他社との差別化の整理を行い、後半は、全従業員様にお集まりいただき、質疑応答も交えた「社会保険と収支の仕組みについて」の講話をさせていただきました。事業者様よりご依頼があったため、収益の構造や金銭的報酬や非金銭的報酬についてお話させていただきました。
午後からは、兵庫県の顧問先様の訪問で、各経理担当者よりグループ会社様も含めた収支報告、新人研修の内容とスケジュール調整、現在起こっている問題を整理し、従業員様への教育についてアドバイスさせていただきました。
木戸は、奈良県の支援先様のバンクミーティングの実施と顧問先様の資金繰り表の作成を行いました。バンクミーティングでは、事業者様からもお話いただき、計画書説明や今後の方向性について取引金融機関様にご説明させていただきました。