長尾・木戸・伊藤は終日和歌山の事業者様への往訪でした。1件目は経営改善計画策定支援(405事業)のモニタリング訪問で、今回は計画期間中の3年目の初回にあたります。四半期の業績を確認しましたが、粗利率が低い点が懸念事項となっています。固定費の削減は進んでいるため、値上げ交渉含む売上増加のための取り組みが必須であると説明させていただきました。2件目も同じく405事業でご支援している事業者様で、計画モニタリングの第1回目でした。計画内容のアクションプランを着実に実行されているため、外部環境の影響を大きく受ける事態が無ければ改善計画通りに進みそうであることを確認できました。3件目は小売業の事業者様で、月次試算表から見た損益の状況を確認し「労働分配率が高すぎる」「仕入チャネルが多い」等の問題を解消するにはどうしたらいいか、ということについて議論しました。
当社の経営改善のご支援は多様な業種にわたりますが、基本的に共通しているのは「固定費の削減」「利益率の改善」「売上の拡大」の順番で取り組むということです。ただ、事業者様の状況によってどの段階から始めなければならないかは異なり、すべては「自社が抱えている問題は一体何なのか」ということをしっかりと把握することから始まります。
木戸、㮈本、橋本は兵庫県の事業者様とバンクミーティングを実施し、4行に対して事業計画書の説明と質疑応答を行いました。全行同意に向けて前向きにご検討いただいており、約1年に亘って元金返済を猶予していただくこととなりそうです。事業者様にも安堵いただけましたので、継続的に支援を行わせていただきます。
伊藤、杉本は設備業者様からご紹介いただいた事業者様とZOOMでお打ち合わせでした。事業再構築補助金とものづくり補助金のどちらで申請を進めるか悩まれていらっしゃいましたが、設備導入による効果などからものづくり補助金での申請が最適であるとご提案させていただきました。引き続き申請完了まで弊社でご支援させていただく運びとなりました。