資本性劣後ローンの最新情報と支援実績
こんにちは、中小企業診断士の木戸です。
令和3年6月8日付けで新型コロナウイルス感染症対策の支援策パンフレットが更新されました。
内容は、7月1日から資本性劣後ローン(中小企業向け)の上限額が、7.2億円から10億円に引き上げられるとのことです。
中小企業向けですので、対象となるのは「日本政策金融公庫 中小企業事業」と「商工組合中央金庫」で資本性劣後ローンを利用する場合です。
資本性劣後ローンがどのような融資制度かは過去の記事でまとめています。
弊社では昨年の受付開始時から業種、エリアを問わずにご支援させていただいています。
直近では、令和3年5月に日本政策金融公庫中小企業事業で8,000万円の資本性劣後ローンが実行されました。
事業者様とは入念に打ち合わせし、事業計画書を作成しました。
特に資本性劣後ローンは、融資申し込み後に金融機関から様々な質疑があるのですが、代表者や経理責任者の方々と迅速に対応することで、無事に希望通りの融資金額を希望通りのスケジュールで受けることが出来ました。
ポイントは事業計画書に代表者の思いや魂が入っているかどうかです。専門家中心で作成した計画書は金融機関から「数字遊び」と簡単に見破られてしまいます。
事業計画書をまとめることや数値計画などは弊社で作成するのですが、数値の根拠や具体的な行動計画などは特に代表者と密に議論します。
今回のケースですが、資本性劣後ローン8,000万円と民間金融機関から1億2,000万円、合計2億円の資金調達を実現できました。
資本性劣後ローンはハードルの高い融資であることは確かなのですが、綿密に事前準備し、チャレンジすることは無駄ではないと思います。
当社は全国どのエリアの事業者様でも対応させていただきます。
中小企業診断士 木戸貴也