考え方

その事故は本当に防ぐことが出来なかったのか

こんにちは、中小企業診断士の杉本です。

 

世の中には些細な事故から、大きな事故まで様々な事故が存在します。

 

しかし、それらの事故は本当に発生を防ぐことはできなかったのでしょうか。

 

些細なものの例だと、机の上に置かれたキャップの開いた中身の入ったペットボトル、大きなものであればスピードの出しすぎによる追突事故などでしょうか。

 

ある程度考える力がつく年齢にもなれば、机の上にキャップが開いたままのペットボトルが置かれていれば、「こぼれたら大変だ」と考えるでしょう。

 

スピードの出しすぎにおいても、免許の取得や更新の際に交通安全の映像を見ており、危険行為であるという認識はあるでしょう。

 

それでも、「大丈夫だろう」「自分には関係ない」などの意識から、キャップを閉める行動やスピードを緩める行動を行わないのです。

 

仕事でも同じです。

 

「さっきの件、もしかしたらクレームになるかも…」

 

「この問題は放置しておくと後々問題になりそう」

 

こういった予感は往々にしてあると思います。

 

それでも見て見ぬふりをして放置しておくから大問題に発展するのです。

 

想像もしないところから問題が発生するのだから、自分が想像できる問題は起こって当たり前です。

 

せめて想像できる範囲の事故は、発生する前に防ぐ行動を起こしましょう。

 

中小企業診断士 杉本貴弘

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考え方
得意で、好きで、心から楽しいと思える仕事

皆さん、こんにちは。フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

暑いです。

 

本当に毎日暑いです。

 

この暑さに慣れるとは到底思えない暑さですが、とにかく無理はやめましょう!

 

さて、4月から8月にかけて、毎月1件か2件のセミナー講師をさせていただいております。

 

人前で話をするのが仕事ですので、セミナー講師を担当することに緊張は全くなく、むしろ楽しんでさせていただいております。

 

セミナー講師は、楽しいと思える瞬間がたくさんあります。

 

・一生懸命に聞いていただいて、すごく納得している表情が見えた時
・グループワークが活性化した時
・小ネタで笑っていただいた時
・アンケートで高評価だった時
・何年にも渡ってリピートしていただける時

 

など、楽しく、遣り甲斐を感じることができる上、お金まで頂けるのです。

 

人前で話すのが苦手という方もいらっしゃるでしょうが、私はセミナー講師こそ自分の天職ではないかと思うくらい、楽しむことができます。

 

とはいえ、中には8時間も面前で立ってお話しすることもありますので、結構体力も消耗します。

 

セミナー講師が好きという背景には「人に喜んでほしい」「期待に応えたい」「自分のノウハウをすべて公開したい」という想いがあります。

 

淡々とパワーポイントの文字を読み上げるという講師の方もいらっしゃいますが、私は抑揚をつけたり、対話したり、一緒に考えたりと受講者との関係や距離が近づくようにしています。

 

そのようなセミナー講師としての立ち振る舞いを勉強したことはなく、テクニックでやっているという意識も全くありません。

 

それが自然体の自分だと思います。

 

これまでは、「しなければならない」だけで仕事をしてきて、「やってみたい」と思って仕事に取り組むことは少なかったので、やってみたいと思える心から好きな仕事をたくさんしていきたいと思います。

 

セミナー講師以外にも、私自身心から楽しめる仕事がほかにも絶対にあるはずなので、「やりたい」と思う仕事で価値を提供できるようなビジネスライフを送りたいと思います。

考え方
経営者が外部コンサルタントを使う理由とは?

こんにちは、伊藤です。

7月に入り、大阪では蝉の鳴き声が聞こえ始めました。
既に気温が40℃近い地域もありますので、皆様、体調にはくれぐれもご自愛ください。
 

さて、今回はよく出てくるテーマですが、「経営者が外部コンサルタントを使う理由とは?」です。 
 

最近、コンサルタントという職業はメジャーになり、大学生での就職ランキングにおいても上位に位置する職業ともなりました。
しかし、「外部コンサルタントを使うこと」に対する不安や懸念を感じている経営者は非常に多いのが現実です。
多くの方が感じられる不安としては「料金に見合う成果が出るのかわからない。」という点でしょうか。

 
有形材であれば、モノを見た上で意思決定ができるのですが、
弊社のようなコンサルタントサービスは無形ですので、自社に合うのかどうかが分からないということで利用を躊躇されることが多いです。
 
当社にコンサルタントをご依頼いただく企業者様は、

①補助金
補助金は設備投資を後押ししてくれる存在だが、採択されなければならない上、
日頃の業務外で行わなけらばならず、補助金関連の業務に関する時間を削減したい。

②経営顧問
定期的な予算実績の管理や財務分析により、今後の行動(AP)を一緒に検討したい。
経営を行う上で従業員などには相談出来ない不安や悩み事を相談する存在となって貰いたい。

③事業再生
日々の資金繰りに追われており、打ち手について相談したい。
黒字化に向けた伴走支援をして貰いたい。

④その他
社内のメンバーでは客観的に見ることが難しい組織の問題を第三者の立場から客観的に分析し解決策の提案をして貰いたい。
経営力を向上させるための決算書の読み方や、組織活性化に向けた管理職向けの研修をして貰いたい。 
 
以上のようなお悩み事の解決のために、ご依頼いただくことが多いです。
 

コンサルタントを選ぶ上で一番大切なのは、自社の課題解決にフィットするコンサルタントであるかということです。
例えば、赤字経営が続いている中で、経営改善を目的に、ブランディング強化による売上向上を支援するコンサルタントに相談してしまうなど、
一概にダメとは言えませんが、仕入が先行することで資金繰りが悪化し、経営状態が厳しくなることが多いです。
 

弊社でも他社様でも無料相談を実施している場合が多いので、まずは話を聞いてみて、
自社の課題に合った支援を受けられるのか、自社の価値観に適したコンサルタントなのかを見極めると良いでしょう。
 
また、弊社のサービスは無形ではありますが、
補助金での採択、決算書における貸借対照表や損益計算書の数値の改善、会社の雰囲気が以前よりも明るくなった…などで
コンサルタントを活用して良かったと、ご評価をいただく機会もございます。

外部コンサルタントは短期的にはコストとなりますが、
無駄な経費の削減や、効率的な運営への助言など、中長期的にはコストの最適化に繋がることも多いです。
経営者の皆様には、組織の課題解決と持続的な成長を実現するために、外部コンサルタントを上手く活用していただければと思います。

伊藤侑加

考え方
仕事に役立つ数学の考え方

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。

 

小学校から大学までの算数・数学は好きな科目だったのですが、正直、方程式とか公式を理解したり、覚えたりして何の意味があるのかなと、疑問を持っていました。

 

学生時代はその目的を理解できず、社会人になりたての頃には、疑問を持っていたことさえも忘れていました。

 

しかし、前職で営業担当だった時、営業の成果(金融機関の法人営業だったので、融資が最も大きな成果でした)が出ている時とそうではない時、自分よりも成績が良い方々との違いを考えていくと、「何を自分でコントロールでき」、「何が自分ではコントロールできないもの」なのかを分け、コントロールできることに集中している時が成果が出ているのでは?と仮説を持ちました。

 

例えば、営業であれば、アポイント件数とか新規訪問件数、融資の提案件数、提案書の作成件数などでした。これらは全て自分自身の活動量で変化するものであり、自分自身がやるかやらないかだけのものでした。

 

一方で、面談率(飛び込み営業もあったので、実権者に合えないことがほとんどでした)や提案の成約率、起案の承諾率などの結果は、自分ではコントロールできません。全て相手があるためです(面談率=実権者、成約率=実権者や競合企業、起案率=上司や本部の決裁など)。

 

もちろん、面談率を上げる努力(例えば、アポが取りやすい時間を調べる、事務所にいる時間帯や比較的手すきな時間を掴むなど)は重要であり、常に工夫し続けるのですが、「率」そのものをコントロールすることは誰にもできないのです。

 

この考えに至ったのは、数学で「定数」と「変数」を学んでいたからだと思っています。

 

色々な方と仕事をしてきましたが、意外と変数ではなく定数を動かそう、動かそうとして上手く行かない方も見てきました。

 

社会人になって改めて数学を学びなおす必要はないとは思いますが、「定数」と「変数」の違いを理解しているだけでも、何に注力すれば良いのか、分かり易くなるのではないでしょうか。

中小企業診断士 木戸 貴也