組織・人材育成 経営基盤の強化 考え方

2023年上半期を振り返って

こんにちは、伊藤です。

2023年も7月に入り、あっという間に2023年の上半期が終了しました。

 

半年を振り返ると、
約3年続いた新型コロナウイルス感染症が5類への緩和による
コロナ禍で中止となっていたイベントの再開や、多くの外国人観光客の姿を見かけるようになり、
コロナ禍からポストコロナへの変化を感じた半年でした。

また、コロナ以外ではChatGPTの急激な普及などAIの進展にも驚かされました。
 
当社においては社員2名とインターン生5名の7名が入社し、
フラッグシップ経営としての成長を感じる半年となりました。
 
10名から17名への拡大は、大変な場面もありますが、
私自身は企業の成長期に身を置けるというのは、貴重な体験であり、とても充実した日々を過ごしています。

 
また、インターン生や新しく入社された方に教える場面が増え、
人に教えることで、自分の成長も実感しています。 

 
一方で、育成方法においては不足を感じる場面も多くありました。 
 
例えば、キャッシュフローの計算書。

キャッシュフローの営業CF、投資CF、財務CFなどの概念、
計算方法を教えて理解をして貰えていたと思っていたけれど・・

同じ箇所で躓いたので、「何故か?」と確認すると、
キャッシュフロー自体は理解できたけれど、
それ以前の各勘定科目の意味自体が分からず困っていたとのことでした。 
 
相手の理解度に合わせた説明をしないといけないと改めて気づかされました。

 
また、当社では差し込みの業務も多いので、
少し先のスケジュールの確認、依頼された業務の期限の確認、優先度のつけ方など・・
自分では出来ているけれど、人にはまだまだ教えられていないとも思いました。 

 

ただ、全てを手取り足取り教えるというのも本人の成長を阻害してしまうため、
自発的に行動する人になって貰うためにはどうしたらいいか?
正しい理解が得られるヒントを与えられるにはどうしたらいいか?を考えて指導したいと思っています。

 

今回は自社のメンバーからの気づきですが、
お客様に対しても、
わからないような専門用語やカタカナ語ばかりを使わない、
数字だけの説明だけでなく数字から読み解く企業の状態を伝えるなど、
相手が理解し、決断・行動に移せるように働きかける存在にならなければならないと思いました。

 

下半期を充実した半年とするために、
自分のありたい姿を改めて再定義し、現状とのギャップをどう埋めていくのか考え、
一歩ずつ課題を解決していきたいと思います。

 

伊藤 侑加

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組織・人材育成
失敗は成功のもと

こんにちは。営業事務の中村です。

 

日々仕事をする上で、失敗がつきものですが、その失敗から学ぶことが重要だと思っています。

 

弊社でも、毎朝「トライ&エラーの共有」という名前(最近までミスクレームの共有という名前でしたが朝からネガティブすぎるという理由で改名いたしました。笑)で失敗やヒヤリハット、良かったこと等を朝礼で共有しています。

 

ミスや良かったことを共有することで「こんな事例があったのか、自分も気をつけよう」や「こんな気遣いの視点があったとは!わたしも真似させてもらおう」と感じます。

 

この取り組みを通じて、他者のミスや成功体験を知ることで、自らの行動に活かす気づきを得ることができます。さらに、同じ過ちを繰り返さないために、その原因や背景を共有し、共通の課題として捉えることで、組織全体での問題解決力が向上し、貴重な知識や経験が蓄積され、それが会社の財産となります。

 

失敗を恐れずチャレンジし「トライ&エラーの共有」を継続させ、より柔軟で創造的な組織文化を築いていきたいです。

 

中村菜摘

組織・人材育成
第一印象について

こんにちは。営業事務の中村です。

 

相手の第一印象を決めるのは、対面の場合、だいたい最初の4分間と言われています。私は事業者の皆さまと直接お会いする機会はあまりなく、お電話での対応が多いのですが、電話応対では、最初の15秒で第一印象が決まるそうです。

 

ですので、電話応対の最初の印象を左右するのは、第一声から本題に入るまでの対応、つまり、「挨拶」「社名と名乗り」「用件の確認」などの電話の初期対応全般で第一印象が決まってしまいます。特に第一声はとても大切で、お客様は、最初の発声の仕方や言葉遣いで電話に出た人間を好きか嫌いか決めてしまうそうです。

 

(確かに普段自分が飲食店を予約する際、電話対応が良くないと行きたくなくなります…)

 

数あるコンサルティング会社の中から弊社を見つけて、ご連絡いただいた際にこのようなことが起こらないよう、明るくハキハキ“笑声”での対応を普段から心がけていきたいと思います。

 

中村菜摘

組織・人材育成
安定の落とし穴「ゆでガエル現象」とならないために

こんにちは、伊藤です。

皆様は「ゆでガエル現象」という言葉をご存知でしょうか。
 
この言葉は2匹のカエルの実験に由来します。
まずは1匹のカエルをゆっくりと温めたお湯の中に入れます。この段階ではカエルは特に反応を起こしません。
そして、徐々に温度を温めていきます。しかし、水温の上昇に慣れたカエルは温度変化に気づかず、
熱いと気づいたには外に出ることが出来ず、茹って死んでしまいます。
もう1匹のカエルは最初のカエルが死んでしまった水温のお湯に最初から放り込みます。カエルは熱さに驚いてお湯から飛び出し死を免れます。
 
このゆでガエル現象からの示唆は、急激な変化には気づきやすいけれど、
変化が緩やかであると、その変化に気づきづらく、気づいた時には破滅的な状況に至ることもあるということです。
 
ゆでガエル現象が生じる理由は、「変化がない状況を心地よく感じやすいこと」が挙げられます。
変わることよりも現状維持の方がリスクが小さく見えてしまい、変化に目を背けたくなってしまうことなどです。
 
また、「人の感知能力」によるものも挙げられます。
例えば5キロの重さの荷物を持っている時に、5キロの荷物を追加されると変化には気づきますが、
100gずつ徐々に追加された場合には重さの変化に気づきにくいなどです。

 

AIやIoT技術の進展など、外部環境は目まぐるしいスピードで変化しています。
「ゆでガエル現象」のような壊滅的なダメージを受けないためには、経営者が現実を直視し、変化を受け入れ、適応し、
環境の変化に合わせて企業も変化していくことが当然であるという組織文化を構築していくことが大切です。

伊藤 侑加