考え方

負け続けないマインドを持つメリット

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。

 

誰しもが日々の生活の中、人生の節目などで勝負の場に置かれています。

 

資格試験、大学受験、採用面接、スポーツの試合、ビジネス、競馬などの賭け事、投資、選挙など、挙げればキリがありません。

 

負けることは嫌であり、常に勝ち続けたいものではありますが、現実はそう上手くはいかないものです。

 

どのような強豪チームでも勝率100%を維持することは難しく、百戦錬磨は理想ですが、現実的ではありません。

 

ですが、1回1回の勝ち負けでは、負けることがあってもトータルで見て勝っている状態であれば実現可能なものです。

 

そのためには、負ける回数を減らす、負けた時のダメージを軽減する、勝てないが引き分けには持ち込む、などによって、

 

マイナスを減らしながら、勝てるところでしっかりと勝つことによって、トータルで勝っている状態を目指します。

 

偶然、勝てることはありますが、偶然負けることは無いと思っています。

 

負ける時には負ける条件があり、具体的には、

 

①情報が不足している、②成功体験などからの慢心、③先入観などによる思い込みです。

 

資格試験の出題範囲や過去問の理解が不足していると言い点数は取れません。

 

前回は上手くいった戦術で戦っても相手は対策を打ってくるので試合には勝てません。

 

客観的に事実を捉えられず主観だけで考えていては的外れなことを言ってしまい内定は受けられません。

 

負ける3つの条件を忘れず、重要な情報に抜けはないか、理解が間違っていないか、

 

思い込みで勘違いしていないか、根拠なく強気になっていないかなどを頭に置いていれば、

 

大きく失敗する、負けることは無くなり、結果として勝率が上がっていくと考えています。

 

資格試験でもスポーツでもビジネスでも「これだけをやれば必ず勝てる」と言う必勝法はありませんが、

 

負けない戦いを習得しておくと長期にわたって結果を出し続けられると思っています。

 

中小企業診断士 木戸 貴也

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考え方
部下の力を引き出す「権限委譲」とは

こんにちは、伊藤です。
9月中旬になり、朝晩が過ごしやすい気候となりました。
さて、今回のテーマは「権限委譲」です。

 

経営者や管理職層の方は、日々の業務をこなす中で「もっと部下に任せられたらいいのに」と思うことはありませんか。
そのような時に考えなければならないことは「権限委譲」です。
権限委譲とは、自分の持つ意思決定の一部を部下に任せ、その業務に対して責任を持ってもらうことです。

 

権限委譲をしなければならないと分かりつつ、
「部下が失敗することへの不安」から、なかなか実行に移せないという方も多いのが現実です。
責任を負う立場にいると、部下の失敗が全体の成果に影響を及ぼすこともあり、
「失敗させたくない」と思うのは自然なことです。
しかし、失敗することなく成長できる人材は殆どいません。
部下に新しいタスクを任せるときには、失敗のリスクを理解し、許容する姿勢であることが大切です。

 

私は、ここで重要なのは、部下の失敗をどう捉え、どう次の成功に繋げていくのかだと考えています。
失敗を恐れ、部下がチャレンジできない環境では、
上司に頼りきりになってしまい、結果として上司自身の負担も増してしまいます。
失敗があったとしても、その後のフィードバックやサポートで部下が成長できるように導いていくことが大切です。 
短期的には時間や労力がかかるかもしれませんが、
長期的な視点に立ち、寛容さを持ちながら、部下が次のステップに進めるよう、暖かく見守ることが大切です。

 

もちろん、すべての状況で失敗が許されるわけではありません。
例えば、大事な取引先との交渉や契約の締結など、会社の利益に直接影響を与える場面では、
上司の介入が必要になることもあります。
このような場面では、部下に任せる範囲を明確にすることが大切です。
あらかじめ、リスクのある業務や意思決定については上司が最終確認を行うルールを定め、
部下が安心して取り組める体制を作ることで、失敗のリスクを抑えつつ権限委譲を進めていくことが可能です。

 

また、部下に権限を委譲した後は、「任せっきり」とするのではなく、フィードバックを行うことが大切です。
フィードバックは部下が自分の行動を振り返り、改善するための貴重な機会です。
しかし、フィードバックを行う際にも工夫が必要です。
あまり頻繁にフィードバックを行うと、マイクロマネジメントとなってしまい、
部下は自分の意見を述べてはいけないと思ってしまいます。
一方で、全くフィードバックがないと、
「自分が出来ているのか分からない」と不安になり、モチベーションを失ってしまうこともあります。
そのため、フィードバックは適度なタイミングで行うことが大切です。
部下の成果で良いところは認め、改善点については次の成功に繋がるよう建設的に伝えることで、成長を促すことができます。

 

また、行動や結果については
「この箇所について、〇〇と説明していたけれど、△△にすると、説得力が増して、より良くなると思うよ。」など、具体的にフィードバックし、改善のイメージが出来るように伝え、次回行動に移せるようにできるよう働きかける必要があります。
 

権限委譲をうまく進めるためには、上司と部下の間のコミュニケーションが非常に重要です。
部下に仕事を任せるだけでなく、上司としての考え方や期待をしっかりと伝え、
コミュニケーションをとりながら進めていきましょう。
また、部下が安心して意見を述べられる環境を作らなければなりません。
部下からのフィードバックも受け入れる姿勢を持ち、対話を通じて相互理解を深めることが大切です。

権限委譲は、上司が部下に信頼を置き、自主性を引き出すことでチーム全体の力を向上させる重要な手段です。
上司は失敗を許容し、適切なフィードバックを行いながら、部下と共に成長していく姿勢が必要です。
効果的なコミュニケーションと信頼を築きながら権限委譲を進め、チーム全体のパフォーマンスを向上させましょう。
 

伊藤 侑加

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挨拶について

こんにちは、経理・総務の松野です。

 

社内外問わず、安心感や信頼、好感を持ってもらうための挨拶は、本当に難しいと実感しております。

 

最近の社内の出来事で、挨拶は、会社の雰囲気を変える要素のひとつであると感じたため、共有させていただきます。

 

私が朝、出社すると、先に会社に来て勉強や本を読んでいるメンバーがいます。
最初は「おはようございます。」という挨拶をお互いに行い、その後は自席に向かっておりましたが、最近は「おはようございます。昨日の格闘技は見ました?」や「おはようございます。昨日の食事会、お疲れさまでした。美味しかったですね。」と一言添えてくれます。
朝、単に挨拶するだけではなく、たわいもない話をすることで、満員電車で憂鬱な気分をリフレッシュさせてくれます。
また、今日も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

 

挨拶+αを意識するだけで、相手に与える印象は変わってきます。

 

同時に、ただ大きな声で挨拶することが、相手に好感を持ってもらうための挨拶とは限らないとも思いました。笑顔で相手の目を見て言えているだろうか、朝、自分自身が読書や新聞に集中しすぎて、後から出社してくるメンバーを無視していないだろうか、気を付けないといけないと改めて思いました。

 

朝は一日の始まりで、会社にいるメンバーが気持ちよく働けるよう、まずは無料でできる挨拶から見直してみるのはいかがでしょうか。

経理・総務 松野 あやか

考え方
中途半端はゼロに等しい

こんにちは、中小企業診断士の杉本です。

 

「中途半端はゼロに等しい」

 

学生時代の先生が、この言葉を口酸っぱく言っておりました。

当時は聞き流していた言葉ですが、社会に出て周りを見渡すと、個人目標や社内のプロジェクトなど、私たちが取り組むあらゆる活動に中途半端が潜んでいる事に気づきました。

 

現代社会は複数のタスクやプロジェクトが同時に進行するのが当たり前となっており、なかなか全てに手が回らず進行が止まっているプロジェクトやいつの間にか立ち消えになってしまった企画が皆様の周りにもあるかと思います。

 

こうなってしまうと、中途半端にかけた時間やコストが無駄となり、最初からやらなければよかったという思考に走りがちです。

そして次には、どうせ企画してもいつの間にかなくなるという考えになり、活動の意思が無くなって行きます。

 

「中途半端」という状態さえ避けることが出来れば次の活動に活かすことは可能です。

全てのプロジェクトを100%最後まで走り切るのは不可能です。上手くいかずに途中で停滞するものもあるでしょう。

これをそのまま放置せずに、「100のうち30まではできた」という評価することで「中途半端」の状態から完結したプロジェクトに進みます。30まではできたという結果を次の活動に活かすことが出来るのです。

 

そもそも中途半端な状態にならないためには、ある程度の強制力が必要であると考えます。

特に定期的な進捗管理は必要であり、プロジェクト参画者には責任を以って週1回や月1回の進捗報告を義務付けることで、少しは中途半端の状態の発生を防ぐことができます。

 

決して安くない時間やコストを無駄にしないためにも、中途半端は無くして行きましょう。

 

中小企業診断士 杉本貴弘