考え方

相手との距離を縮める「雑談力」

こんにちは、営業事務の造田です。

 

皆様は会社の上司・部下や取引先の方と会話をする際にもっと相手との距離を縮められれば良いのにと感じた経験はございませんか。

 

お互いの信頼関係を構築し、コミュニケーションを円滑に進めるためには、ただ必要な会話だけしかしないのではなく、何気ない雑談を交えることがポイントです。このようなスキルを「雑談力」と呼びますが、今回は雑談力の高め方についてご案内します。

 

まず、雑談力がない人には、
・相手の会話に対するリアクションが薄い
・自分の話は熱心にできるが、逆に自分が好きな分野にしか興味がない
といった特徴があげられ、会話を続けると相手に不快感を与える可能性があります。

 

相手に話を聞いてもらっている時や自分の好きな分野の話をする時は会話が苦ではない一方で、自分から話題を提供することは苦手な方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

続いて雑談力を身に付ける簡単な会話方法をご案内します。

 

〇相手の興味を知るために、相手の事を聞き出してから本題に移る
→すぐに本題に入ってしまうと相手の気分を瞬時に読み取ることが難しいため、「~についてどう思いますか?」や「最近いかがですか?」とあらかじめ相手の気分を知っておくことでスムーズにコミュニケーションを取ることに繋がります。

 

〇相手の発言には否定ばかりせず、相手に合わせ共感をする
→自分の意見を聞いてもらいたくて話をしていても、否定されてしまう回数が多くなるとだんだん不快に感じられてしまうため、すぐに否定をするのではなく相手の意見を受け入れたうえで誤っている内容は訂正することが重要です。相手と会話のテンポやトーンを合わせることでより相手から距離を縮めてもらうきっかけにもなります。

 

雑談力は一見、【話し上手】であることが重要であるように見えますが、それ以上に【聞き上手】であることも重要です。

 

すぐに雑談力を身に付けることは難しいかもしれませんが、皆様もぜひ実践してみてください。

 

造田朋夏

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考え方
「ありたい姿」と「あるべき姿」

こんにちは、営業事務の造田です。

 

当社では先日今期の経営方針発表会を開催いたしました。

当日は①代表の長尾より前期の振り返りと今期の取組み内容、長尾が当社や当社従業員に求める考え方についての共有と、②全社員による部門方針と行動計画の発表がございました。

 

②全社員による部門方針と行動計画の発表では、当社が行っている様々な支援や文化形成の面において、各チームリーダーが「チームとしてありたい姿」を、各個人が「個人としてありたい姿」と行動計画について事前に検討し、発表を行いました。

 

私はこれまで目標を決定する際は「あるべき姿」を想像してそれを達成するための目標を考えることが多く、「ありたい姿」をもとに目標を立てた経験があまりなかったため、まずは2つの言葉の違いについて考えました。

 

・あるべき姿:会社で決められたルールや理想とする結果をもとに第三者から見た時の理想の状態

・ありたい姿:ルールや制約を取り除いたうえでの自分が理想とする状態

 

これらを踏まえて過去に設定した目標と結果を振り返ってみると、自分の理想と第三者から求められている理想が乖離しているときほど、目標が達成できなかったり達成までに苦労したりととても大変であったように感じます。

 

今回新しい視点として「ありたい姿」から目標を考えてみると、自分のなりたいものや挑戦したいことが明確になり、それらを実現するための行動内容もより具体的に設定できたのではないかと実感しています。

 

今回設定した「ありたい姿」を日頃から意識し、今期も当社や事業者様のご支援に貢献していきたいと思います。

 

造田朋夏

考え方
経営に免許は不要

フラッグシップ経営の代表、中小企業診断士の長尾です。

 

最近よく使うフレーズです

 

「経営に免許は不要」

 

いつでも、だれでも好きな時に経営者になることができ、法に触れない限り完全に自由に意思決定ができます。

 

 

その結果、企業の10年生存率は10%を切っていますし、30年生き残る会社は0.2%と言われています。

 

また、倒産していなくても半分以上の会社が営業赤字ですし、過剰債務、債務超過のいわゆるゾンビ企業も数えきれないほど存在します。

 

確かに経営に免許は不要ですが、「経営知識」や「経営の感性」をもたない人間が好き放題に経営するとそうなってしまいます。

 

実はこの「経営知識」や「経営の感性」というのは大した話ではなく、商売をする上での原理原則を身に付けるだけです。

 

例えば

 

お客様に価値を提供する、適正な利益を残す、売れない場合は自分が現場に出てお客様の声を聞く、資金や利益率など計数を学ぶ、社員がいるなら社員教育をする、小売りなら清掃をする、暇なら集客について考えるなどです。

 

どれも当たり前で、キホンのキにもならないような事を全くやらない経営者が多い、多すぎる・・・というのが現実です。

 

会社経営は人が人に価値を伝えて対価を交換するだけのシンプルな活動です。

 

赤字の会社を立て直すのが我々の仕事ですが、そもそも基本的な姿勢や覚悟がない経営者やその会社は市場から退場すべきだと思うのです。

 

私の表現は厳しいでしょうか?

 

免許が不要な会社経営を始めた以上、最低限の覚悟だと思うのですが・・・

 

外部専門家はどこまで行っても応援席の最前列で大声を上げることしかできません。

 

試合は経営者が真剣に向き合うしかないですし、そのための練習も同様ですよね。

 

それではまた次回です。

考え方
モノがあふれる時代こそ重要性が増す「提案営業」とは

こんにちは、伊藤です。

最近感じることは、商品があふれすぎて、自分に合った商品を簡単に選ぶことが難しいということです。

 

先日、某ファッション通販サイトで、黒いパンプスを購入しようとしたのですが、
「黒 パンプス」と検索すると、あらゆるブランドの似たようなデザインの商品が200点以上も表示され、どれを購入するのが良いか悩んでしまい、購入に至らなかったということがありました。

この時に感じたのは、私の課題を解決してくれる、提案サービス(提案営業)があればいいなという事でした。

 

提案営業とは、ただ商品やサービスを販売するのでなく、顧客が抱える課題を理解し、解決策を一緒に考えていく営業方法のことを言います。

 

提案営業を行う際に一番重要なことは、「まずはお客様の状況や悩み事をしっかりと聞くこと」です。

 

例えば、お客様が「コスト削減」を希望する場合、
「この商品であればいくらコストが削減できます」と、すぐに商品の提案に入るのではなく、
まずは「どんなコストを削減したいのか。」、「なぜコストを削減したいのか?」「コスト削減をした結果、何を実現したいのか。」を質問し、お客様のニーズを掘り下げます。
そして、お客様の潜在ニーズを認識した段階で、課題の解決に向けた提案を行います。
 

もし、提案が見送りになったとしても、一度の提案で終わるのではなく、
定期的なフォローアップや進捗確認を通じて、「この人に相談して良かった」と思って貰える存在になることも重要です。

市場では、あらゆる商品やサービスがあふれるものの、消費者が消費できるキャパシティは限られています。
このような中で事業の成長を持続的なものとするためには、顧客に寄り添いながら、顧客の課題の解決に取り組み、長期的な信頼関係を築くことが大切です。
すぐに営業方法を切り替えることは難しいかもしれませんが、少しずつでも結構ですので、
ぜひ、提案営業の考え方を取り入れて営業活動をしてみてください。

伊藤 侑加