理想のリーダーについて考える
こんにちは、中小企業診断士の木戸です。昨年から花粉症がひどくなり、梅雨明け後からは特につらいシーズンに入りました。
今は飲み薬で何とか耐えている状況です。
今回は、「理想のリーダーについて考える」というテーマですが、ここでのリーダーは主に現場のリーダー
(組織の規模等にもよりますが、チーフとかリーダー、主任、係長などのロワーマネジメント)を中心に考えています。
(もちろんトップマネジメントやミドルマネジメントにも通じる部分はあります。)
現場リーダーの役割は、現場の指揮や統制など末端での業務遂行を部下に対して直接指示し、
トップマネジメントやミドルマネジメントが決定した戦略や戦術、施策などを現場に伝令、浸透させることです。
そのため、会社の方針を理解し、現場やチームなど小単位の組織の状況や空気を感じ取り、
適切な行動や発言などにより円滑に業務を進める必要があり、現場作業全体に関する知識や経験、
リーダーシップなどのスキルも求められます。
では、理想のリーダーとはどのようなリーダーでしょうか。
例えば、下記のようなタイプのリーダーは部下を大切にしているように感じます。
◆目標や細かいルールなどのプレッシャーがないリーダー
◆飲み会やレクリエーション等が多く、楽しいリーダー
◆間違いやミスを指摘せず、いつも褒めてくれるリーダー
これらは、部下の今にとって良いリーダーです。
しかし、現在は良くても将来はどうなのでしょうか。1年後、2年後、3年後など十分な成長が感じられているのでしょうか。
本当に部下を大切にする理想のリーダーは下記のようなタイプだと考えています。
◆高い目標を設定し、ルールにも厳しいリーダー
◆部下の成長を優先し、できないことや問題点をはっきりとさせるリーダー
◆相手の成長を思い、厳しいことも伝えられるリーダー
このタイプは部下の今にとっては嫌な面が強く、厳しいリーダーと嫌厭されることもあります。
しかし、数年後には成長を実感でき、この厳しさが今に生きていると感じる時が来ます。
会社の成長と部下の成長を中長期的な視点で捉え、成長をサポートできるリーダーを目指していきましょう。
中小企業診断士 木戸貴也