思考の枠を拡げる
こんにちは、中小企業診断士の杉本です。
人は何かを考えるとき、過去に体験したことを無意識に思い出して活用します。
これは、脳が過去の記憶を整理し思考をショートカットするためです。
思考をショートカットすることで、短時間で答えを導き出すことが出来ます。
しかし、逆に言うと自分の考えというのは、これまでの経験や思考の枠に縛られがちだと言えます。
このため新商品や新サービス、新たな事業の発想は、様々なフレームワークを活用したとしても考える本人の想像の域を超えることは非常に難しく、斬新な発想が生まれにくい状況にあります。
自身の思考の枠に縛られない新たな発想を得るためには、従来の枠組みを超えた視点を取り入れることが重要となります。
具体的で手っ取り早い方法としては、他人と交流することです。
特に異なる知識や背景を持つ人との交流であれば、自身と異なる視点を持っているである可能性が高いです。
異業種交流会などの人気が高いのは、自身に無い考え方を聞ける機会であるからと言えます。
新たな発想は、読書やセミナーによって先人から学ぶことも可能です。
近年では電子書籍やオンラインセミナーも一般的となっており、直接相対せずとも学べる機会は非常に多くなりました。
経営者は孤独であると言いますが、1人で考え込まずに様々な人と交流を持ち、学びを続けることで柔軟な発想を身に付けていただければと思います。
中小企業診断士 杉本貴弘