考え方

守破離でワインを学ぶ

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。

 

最近、「図解 ワイン一年生(小久保 尊)」という本を読んでいます。

 

本屋に立ち寄った際、ふと目に留まり、何気なく購入した本なのですが、今まで何となく飲んでいたワインの基本や初心者の踏むべきステップなどを分かりやすくまとめられた一冊です。

 

ワインは産地やワイナリー、生産年、原材料など、世界中には数えきれないほどのワインがあります。

 

しかし、王道のワインは4種類に絞られます。赤ワインなら「ボルドー」と「ブルゴーニュ」、白ワインなら「ブルゴーニュ」と「リースリング」です。

 

それぞれド定番であり、この2種類ずつの特徴を抑えることで、「もっと渋いワインが好き」、「すっきりとした辛口が好き」など各自の好みに合わせて色々なワインを試していきます。

 

そして、経験を積むことでその時の料理や気分などに合わせた最適なワインを選べるようになるのです。

 

この流れは、守破離そのものであり、仕事にも通ずるところがあります。

 

初めて経験する、ないしは経験が浅い仕事をするとき、その会社の王道のやり方、上司・先輩がやっている進め方、マニュアルや諸規則などを徹底的にたたき込む必要があります。この時には、個人の意見や考え方は一旦横に置いておくべきです。

 

ここで、個人の意見・考え方が入ってくるといつまでたっても「王道」をマスターできず、結果として成長スピードを著しく低下させることとなってしまいます。

 

自分の意見や考え方をしっかりと持って偉いとかこだわりを持って仕事をしている考える人もいますが、大きな間違いですし、この考えで成長した人を見たことがありません。

 

仕事でもワインでも「守」の部分を大切にしたことで、更に好きになったと感じています。

 

ワイン初心者ですが、少しずつ味の違いが分かるようになり、自分好みのものを探求していきたいと思います。

中小企業診断士 木戸貴也

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考え方
「慣れ」の恐ろしさ

こんにちは、営業事務の造田です。

4月に入り、この春から新社会人になられた方もいらっしゃるかと思います。

 

社会人1年目の頃を思い出してみると、とてもあっという間に時間が過ぎた印象があります。そこから数年が経ち、社会人としてできるようになったこともたくさんあり、仕事を行う上で「慣れ」も出てきました。

 

はじめはお客様からの電話に出ることに緊張し、相手の名前や要件等を把握することに必死で上手く受け答えができないことも多々ありましたが、気が付けばいつからか電話に出ることへの抵抗はなくなり、どのような対応を行うべきかを会話の中で瞬時に判断できるようになりました。

 

しかし、「慣れ」はとても恐ろしいものだなと感じることもあります。過去には今まで当たり前のようにしてきた順序が間違いであった、正しいと認識していた知識が少し違っていたという経験があります。みなさまの中にも同じような経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

これらは、「今まではこうしていたから大丈夫」や、「いつもとは違う状況には気付かないまま、いつも通りすれば合っているだろう」と思い込んでしまっていることが原因であると考えます。

 

このようなミスを防ぐためには常に新しいことに目を向け、最新の情報を吸収したり、第三者からのアドバイスを元に知識を更新したりと「慣れ」を当たり前にしないことが大切です。

 

「慣れ」は良いものでありながらも、時には失敗にもつながるということを意識しながら来月以降も業務に取り組んでいきます。

 

                                         造田朋夏

考え方
5Sの重要性を感じる

こんにちは。営業事務の中村です。

 先日、5Sについての話を聞いて感じたことを書きたいと思います。

 

 Sとは、整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)、躾(Shitsuke)の5つの頭文字をとった業務改善手法です。先生が「これができていない企業はだいたいダメになるね。」とおっしゃっていましたが、私も前職を思い出して納得しました。

 

 前職の事務所は、お客様からは見えないところ(少しは見えていましたが)に空の段ボールが山積みであり、棚の上は良くわからない書類が散乱していました。書庫には書類が押し込まれ、整理整頓とは程遠い状況でした。入社初日にはその杜撰さに絶望したことを今でも覚えています。改善を提案したこともありましたが、「ずっとこれで来てるからなぁ」と一蹴され、それからは何も言えなくなりました。言わずもがな、職場の雰囲気は良くありませんでした。

 

 弊社では、毎週月曜日の朝に社員全員で掃除をすることから1週間が始まります。デスク周りや椅子の脚の汚れまでを丁寧に清掃し、キャビネットの中も整理整頓され、どこに何があるか一目で分かります。また、PCについてもデスクトップのアイコンは2列まで、ドライブのアップ方法やフォルダ名の付け方もルール化され、効率的な情報管理が行われています。

 

 Sの取り組みは単なる整理整頓ではなく、仕事の効率化や心地よい職場環境の構築にもつながると感じました。皆さんの職場でも、5Sの考え方を取り入れてみることはできるでしょうか?ぜひ一度試してみてください。

中村菜摘

考え方
失敗は成功のもと

こんにちは。営業事務の中村です。

 

日々仕事をする上で、失敗がつきものですが、その失敗から学ぶことが重要だと思っています。

 

弊社でも、毎朝「トライ&エラーの共有」という名前(最近までミスクレームの共有という名前でしたが朝からネガティブすぎるという理由で改名いたしました。笑)で失敗やヒヤリハット、良かったこと等を朝礼で共有しています。

 

ミスや良かったことを共有することで「こんな事例があったのか、自分も気をつけよう」や「こんな気遣いの視点があったとは!わたしも真似させてもらおう」と感じます。

 

この取り組みを通じて、他者のミスや成功体験を知ることで、自らの行動に活かす気づきを得ることができます。さらに、同じ過ちを繰り返さないために、その原因や背景を共有し、共通の課題として捉えることで、組織全体での問題解決力が向上し、貴重な知識や経験が蓄積され、それが会社の財産となります。

 

失敗を恐れずチャレンジし「トライ&エラーの共有」を継続させ、より柔軟で創造的な組織文化を築いていきたいです。

 

中村菜摘