守破離でワインを学ぶ
こんにちは、中小企業診断士の木戸です。
最近、「図解 ワイン一年生(小久保 尊)」という本を読んでいます。
本屋に立ち寄った際、ふと目に留まり、何気なく購入した本なのですが、今まで何となく飲んでいたワインの基本や初心者の踏むべきステップなどを分かりやすくまとめられた一冊です。
ワインは産地やワイナリー、生産年、原材料など、世界中には数えきれないほどのワインがあります。
しかし、王道のワインは4種類に絞られます。赤ワインなら「ボルドー」と「ブルゴーニュ」、白ワインなら「ブルゴーニュ」と「リースリング」です。
それぞれド定番であり、この2種類ずつの特徴を抑えることで、「もっと渋いワインが好き」、「すっきりとした辛口が好き」など各自の好みに合わせて色々なワインを試していきます。
そして、経験を積むことでその時の料理や気分などに合わせた最適なワインを選べるようになるのです。
この流れは、守破離そのものであり、仕事にも通ずるところがあります。
初めて経験する、ないしは経験が浅い仕事をするとき、その会社の王道のやり方、上司・先輩がやっている進め方、マニュアルや諸規則などを徹底的にたたき込む必要があります。この時には、個人の意見や考え方は一旦横に置いておくべきです。
ここで、個人の意見・考え方が入ってくるといつまでたっても「王道」をマスターできず、結果として成長スピードを著しく低下させることとなってしまいます。
自分の意見や考え方をしっかりと持って偉いとかこだわりを持って仕事をしている考える人もいますが、大きな間違いですし、この考えで成長した人を見たことがありません。
仕事でもワインでも「守」の部分を大切にしたことで、更に好きになったと感じています。
ワイン初心者ですが、少しずつ味の違いが分かるようになり、自分好みのものを探求していきたいと思います。
中小企業診断士 木戸貴也