考え方

集中力の効率化

こんにちは、営業事務の造田です。

 

現代は多くの情報やタスクに囲まれており、そのような環境の中で集中して何かに取り組むことの難しさを感じる場面が多々あります。これまで、集中する=長時間取り組むことが良いと感じておりましたが、最近短時間集中が効率的であるということを耳にしました。

今回は時間管理法の一つである「ポモドーロ・テクニック」を紹介いたします。

 

ポモドーロ・テクニックとは・・・勉強時間と休憩時間の1セットを「ポモドーロ」という単位でとらえ、それを複数回繰り返して日々の目標達成をめざすもの。

1セットは基本的に25分間の集中作業+5分間の短い休憩とされています。

 

あえて短い時間の枠を設け、その間だけ最大限の集中力を発揮する作業スタイルであり、人間の脳は長時間の集中に向いていないと言われていることから、短いスパンで区切ることで集中力の質を保ちやすくなるようです。

 

短時間集中が効果的な理由として、下記が考えられます。

①人間の集中力には限界があり、一般的に2030分程度でピークに達した後は徐々に注意力が低下するため、短時間集中をすることでこのピークをうまく活かすことができる。

②こまめな休憩を挟むことで、脳や身体への負担が減り長期的なパフォーマンスの維持にもつながる。

③短い時間で区切ることで、小さな目標を設定しやすくなり、達成感を感じやすくなることがモチベーション維持や自己肯定感の向上に繋がる。

 

短時間集中を実践するためにはタイマーを活用しタイマーが鳴ればすぐに休憩をとること、タスクを細分化すること、集中と休憩のメリハリをつけることで短時間集中に取り組むことができます。

 

短時間集中という、無理なく取り組めるかつ達成感や効率アップにもつながるこの方法を、ぜひ私も試してみようと思います。

 

造田朋夏

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考え方
「足るを知る者は富む」 真の豊かさとは何か

皆さん、こんにちは。

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

ようやく秋らしさが出てきた大阪です。

寒暖差が激しくなる季節ですので、体調管理にはお気を付けください。

 

さて、今回は私が最近意識している「足るを知る者は富む」 という考え方についてお話しさせてください。

私自身は経営コンサルタントとして成長と目標達成を追求する日々をこれまで送ってきており、プライベートも含め人生は比較的順調だと自分では思っています。

しかし、ふとした瞬間に「もっと上へ」「まだ足りない」という焦燥感に駆られ、知らず知らずのうちに他人や競合他社と自分を比較してしまうことがあります。

この「比較」こそが、私たちの心の平穏を乱す最大の要因だと感じています。

手に入れたはずの成功や、順調なはずの日常も、誰かの「もっと良いもの」を見た途端に色褪せて見える。

この感覚は、際限のない欲望のループであり、どんなに地位や富を得ても、本当の幸せには辿り着けないことを示唆しています。

 

 

際限のない競争からの卒業

老子の言葉に「足るを知る者は富む」という教えがあります。

これは「満足することを知っている者は、精神的に豊かである」という意味です。

現代社会において、「富む」と聞くと、つい金銭的な豊かさを想像しがちです。

もちろん経済的な安定は重要ですが、この教えが説く「富」とは財布の中身ではなく心の持ちよう、内面の充足を指しています。

私たちは常に「不足」を起点に物事を考えがちです。「年収が足りない」「スキルが足りない」「時間が足りない」。

この「足りない」という視点に立てば自分の周りの世界は常に欠けているものだらけです。

一方、「足るを知る」という視点に立てば世界は一変します。

今の健康に感謝する。

愛する家族や友人がいることに感謝する。

挑戦できる仕事があることに感謝する。

屋根のある家で眠れることに感謝する。

これらはすでに私たちが持っている、誰かと比較する必要のない確固たる豊かさです。

この「あるもの」に焦点を当てることこそが、心の富を築く第一歩なのです。

 

 

競争社会を生き抜くための「心のセーフティネット」

経営の現場でも、健全な競争は成長のエネルギーになります。

しかし、その競争が「他人を打ち負かすこと」を目的とした際限のないレースになったとき、疲弊と不幸しか生み出しません。

真に力強い経営者やビジネスパーソンは、表面的な成功や他人の評価に惑わされず、自分軸の「満足点」を持っています。

それがブレない判断基準となり長期的な安定と幸福につながるのです。

他人との比較で一時的な高揚感を得るよりも、今、自分の周りにある「足る」を噛みしめる方が、心の安定、ひいては人生の持続的な幸福度を確実に高めます。

これは、人生というプロジェクトにおける、最も強固な「心のセーフティネット」です。

 

 

私も、時には上を目指し競争しますが、最終的にはこの「足るを知る者は富む」という教えに立ち戻るようにしています。

自分にとって何が大切かを明確にし、既にある豊かさに感謝すること。

それこそがストレスの多い現代を幸せに、力強く生き抜くための真の経営戦略なのかもしれません。

皆様にとっての「足る」とは何でしょうか?

立ち止まって、今一度、ご自身の周りにある豊かさを数えてみてください。

そこには、あなたがすでに持っている、揺るぎない「富」が必ず見つかるはずです。

考え方
「フラッグシップ経営に入社して感じたこと」

皆さん、はじめまして!
2025
9月にフラッグシップ経営に入社した近藤です。

 

入社してから約2週間。振り返ると、社内の朝礼やブログ、ニュースレターなどで日々たくさんの学びや気付きを得られる環境に、本当に恵まれているなと感じています。私でも「もっと頑張りたい」「しっかり成長したい」と前向きになれているのは、この刺激的な環境のおかげです。

 

特に変わったのは、勉強への姿勢です。もともと学ぶことは続けてきましたが、今は中小企業診断士の勉強に本気で取り組んでいます。正直、夜になると眠くなって「今日はやめちゃおうかな」と思うこともありますが(笑)、そんな時も「ここで踏ん張れば成長につながる!」と自分を奮い立たせて机に向かっています。小さな一歩でも積み重ねることで自信になり、「やればできる」という気持ちが以前より強く持てるようになりました。

 

また、生活習慣も少しずつ改善しています。これまではついスマホをダラダラ見てしまうことが多かったのですが、通知をオフにして集中できる環境をつくったり、朝を少し早く起きて勉強の時間にあてたりと工夫を始めました。

 

最初は「本当に続くのかな?」と半信半疑でしたが、習慣を少し変えるだけで時間を有効に使えるようになり、「意外とやれる!」と自分自身の可能性に気付くことができました。

 

これからも勉強と習慣改善をコツコツ続けて、成長を自分のものにしていきたいと思います。そして、その学びや経験をクライアントの皆さまへの価値提供につなげられるよう、全力で取り組んでいきます。

 

まだまだ未熟ではありますが、この小さな変化を大切にしながら、一歩ずつ前へ進んでいきたいです。どうぞよろしくお願いいたします!

 

考え方
引き算から生まれる発想と気づき

こんにちは、経理・総務の松野です。

 

前回は、相手の言葉の奥にある意図や本当の課題に気づく重要性についてお話しました。

 

今回は少し視点を変えて、自分自身との向き合い方について共有したいと思います。

 

現在、私は新しい業務を担当しており、その過程で「アイデアが煮詰まって出てこない」「選択肢を絞り込めず、何を残して何を捨てればよいのか判断できない」「考えすぎて行動に移せない」といった状況に直面しました。

 

業務を進めたいのに、頭の中では選択肢ばかりが増えてしまい、前に進めないもどかしさを感じていました。

 

そんなとき、一緒に業務を担当することになった上司に相談し、印象に残る言葉をもらいました。

 

「多くのアイデアや情報を足し合わせるのではなく、引き算をすることで整理され、新たな気づきが生まれる。」

 

その言葉をきっかけに、私は「不要なものを引く」という視点を意識するようになりました。
すると、問題の核心が見えやすくなり、課題を発見し、解決策にたどり着ける感覚を得られたました。

 

仕事において、「これをやってみよう」「これを取り入れてみよう」と足すことは比較的簡単に行動に移せます。一方で「これはやめよう」「これは外そう」といった引き算の決断は難しいと感じます。

 

なぜなら、引いてしまうことで本来必要なことまで取り除いてしまうのではないかという不安がつきまとうからです。

 

しかし、思い切って余分なものを引いてみると、本当に集中すべきことが浮かび上がってきます。これは業務に限らず、日々の習慣や情報の取り入れ方にも通じる考え方かもしれません。

 

もし今、考えすぎて動けない状況にある方がいれば、ぜひ引き算の発想を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

本当に大切なことにエネルギーを注げるようになるはずです。

経理・総務 松野 あやか