組織・人材育成
考え方
環境が私たちに与える影響
環境が変わると、私たちの行動や意見も変わることがあります。特に、周囲の人々の影響を受ける同調の力は非常に強力であり、時には自分の意思とは異なる行動や意見を持つようになることもあります。
会議などでも「自分はAだと思っているけれど、皆の意見がBなら、Bが正しいのかもしれない」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
私たちがどのような環境にいるかによって、考え方や行動が大きく影響されることは多くの研究で明らかにされています。質の悪い環境に身を置くと、知らず知らずのうちにその環境に同調し、ネガティブな行動や考え方を持つようになることがあります。
例えば、職場でネガティブな雰囲気や非効率な習慣が蔓延している場合、新しく入った社員もその影響を受け、同じような行動を取るようになることが少なくありません。逆に、ポジティブで生産的な環境に身を置くと、同じようにポジティブで生産的な行動を取るようになります。
意識が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わり、習慣が変わると人間性が変わります。このプロセスの中で最も重要な要素は「行動」です。どんなに良い意識や考え方を持っていても、それを実際の行動に移さなければ意味がありません。
弊社では、期初に会社全体での目標や個人の行動目標を策定しています。マイルストーンを設定し進捗を確認していますが、立てた目標がすべて順調に進むことは難しいです。ですので、達成できていない項目については切り替え、目標を小さく設定し直してでも、少しずつ「行動」することを大切にしています。
行動を変えるためには、まず自分自身の意識を変えることが重要です。新しい知識を学び、それを日常生活や仕事に取り入れることで、少しずつ行動が変わっていきます。その行動が習慣化することで、最終的には自分自身の人間性も変わっていきます。
自分自身の環境を見直し、ポジティブな影響を与える環境を作り上げることで、より良い行動を促し、最終的には会社や自分自身の成長につなげていきたいと思います。
中村菜摘
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組織・人材育成
こんにちは、経理・総務の松野です。
最近は、経理・総務・人事の役割として、メンバーと1対1で話す機会や、複数人で意見を交わす場面が増えてきました。その中で改めて感じているのは「相手の言葉の奥にある意図や本当の課題に気づくことの大切さ」です。
私が日々意識していることを少し共有させていただきます。
これまでの私は、話を深めたいときに「とにかく質問を重ねる」ことでしか会話を広げられない傾向がありました。
質問することは大切な姿勢のひとつですが、それだけでは相手の思いや本音にたどりつけないこともあると感じています。
そう気づいてからは、まずは相手の言葉をしっかり受け止め、理解を示すことを意識するようになりました。
その方法のひとつが「リフレーズ」です。相手の言葉を自分なりに言い換えて返すことで、「ちゃんと聞いてもらえている」という安心感を与えると同時に、会話を自然に深めることができます。
特に効果的だと感じているのが、相手の最後の一言を疑問形にして返す「疑問形リフレーズ」と、会話の中で出てきた重要なキーワードを繰り返して深掘りする「キーワードリフレーズ」です。
私自身も「最近忙しくて大変で…」と話してもらったときに、「忙しいんですね?」と返すだけで、「そうなんです、実は…」と自然に続きが出てきた経験があります。
一方で「キーワードリフレーズ」では、たとえば「新しい業務でプレッシャーを感じていて…」という言葉に対し、「プレッシャーを感じているんですね」と繰り返すことで、さらに詳しい状況や気持ちを引き出せるようなイメージです。
小さな工夫ですが、傾聴とリフレーズを組み合わせることで、自然と本音や課題に近づけるのだと実感しています。
まだまだ試行錯誤の途中ではありますが、こうした会話の工夫を重ねながら、メンバーが安心して話せる環境をつくっていければと思います。
経理・総務 松野 あやか
組織・人材育成
コンサルタント職の鮫島です。入社してから2月程が経過しました。
突然ですが、弊社には行動目標シートというものがあります。
弊社の行動目標シートは社内の業務においてどの項目についてどのような状態・レベルに達したいのかといった個人の目標を設定し
自分以外の方が見た際にも達成できたかどうか客観的に判断ができるような定量的な数値目標を計画します。
その中から優先順位や期限を設けて日々の業務、つまり行動に反映させて個人の成長を促す役割を果たすものです。
個人の目標を整理してアウトプットした行動目標シートを元に上司と個人面談を行いフィードバックをいただきます。
上司と対話をする中で、自身が設定した目標がそもそも目標として設定するべき内容であるのか
本当に達成できる内容であるのかなど様々な疑問が浮かび、目標を立てることそのものの難しさを感じました。
私は今回、目標の一つに業務時間の短縮を設定しました。入社して1か月目は目の前の仕事をこなすことに精いっぱいで
自分自身がどの作業をどのぐらいの時間をかけて行っているかという時間の管理ができておりませんでした。
先日、新入社員向けのオリエンテーションの際に先輩から業務時間の短縮に関するアドバイスをいただきました。
一人で考えてもわからないことは早めに相談したり質問をして頼ることが大切だと教えていただき、
そのためには自分自身の現状を把握するところから始めていかなければならないのだと気づくことができました。
まずは自分で解決できること・できないことを把握し、先輩にサポートいただきながら悩む時間を極力減らすことが大切だと感じました。
また最近では各タスクごとに目標設定時間を設けて業務内容と業務時間を記録することで現状を見える化させて
30分、1時間ごとに時間の使い方が適切であったかを振り返るように努めています。
半年後に自身の設定した目標を振り返った時に成長が実感できるよう日々目標に沿った行動を続けて参りたいと思います。
私のような新入社員の方や、新入社員でなくても個人的な目標や会社全体の目標などを設定されている方は多いのではないでしょうか。
目標を立てて記録に残すことで、達成できたこと・できなかったことなどの結果が見えてきます。
自身の次のステップに進むための足掛かりとして積極的に活用して参りたいと思います。
組織・人材育成
皆さん、こんにちは。フラッグシップ経営代表の長尾です。
最近こんな人が増えているように感じます。
これまで勉強も大してしていない、友達や仲間と何かを成し遂げたこともない、今現在も努力を惜しんでいる。
それでいて、「忙しい、給料が低いのは会社のせい」「人生がうまくいかないのは社会が悪い」と声高に主張する。
そんな20代、30代が増えていると皆さんは感じることはないでしょうか。
その人にとっては耳が痛いと思われるかもしれませんが、私は社会人としての自覚が欠如しているのだと思います。
もちろん、会社や社会の仕組みに問題がないとは言いません。
労働環境や不公平な制度は確かに存在しますから。
しかし、その現実をただ嘆くだけで、自分自身は何ひとつ変えようとしない態度には、未来を感じないのです。
厳しい言い方をすれば、「自分がやらない理由探し」に終始しているだけなのです。
そして、SNSの人の生活を覗き込んで羨んでいるのか、批判しているのか、とにかく人生の貴重な時間を浪費しています。
まずは自分の可能性を信じて努力してほしいと思います。
それを放棄したまま「報われない」と感じるのは、的外れだと思うのですがメディアやSNSでそれらをフォローする世論が出
来上がっているので問題はさらに根深くなります。
会社経営者としてのみならず、一人の人間として助言させていただくなら「歯を食いしばって頑張れ」と言いたくなります。
なぜなら、まだ「伸びしろ」があるからです。
これまで努力してこなかったからこそ、今ここで一歩踏み出せば、周囲を驚かせるほどの成長を見せることができます。
まだ間に合うのです。
20代も30代も、社会の中では若手で年齢を言い訳にするには早過ぎるのです。
まずは、できることから始めることです。
毎日10分でもいいので本を開いてみる。ニュースをきちんと読む。
先輩や上司の話を素直に聞く。
誰かのせいにする前に、自分が何をしたのかを振り返ってみる。
その姿勢こそが、信頼を生み、チャンスを引き寄せます。
「頑張っても報われないかもしれない」と思うかもしれませんが、努力しなかったら、報われる可能性はゼロです。
わずかでも前に進むこと。
それが、社会とちゃんと向き合い、自分の人生に責任を持つ第一歩になります。
少なくとも会社経営をしている者にとっては採用はとても怖く、相手を信用するのは難しくなった時代ですね。
弊社でもこれから様々な施策を講じ、努力できる方を積極的に採用していきたいと思います。