考え方

「ありたい姿」と「あるべき姿」

こんにちは、営業事務の造田です。

 

当社では先日今期の経営方針発表会を開催いたしました。

当日は①代表の長尾より前期の振り返りと今期の取組み内容、長尾が当社や当社従業員に求める考え方についての共有と、②全社員による部門方針と行動計画の発表がございました。

 

②全社員による部門方針と行動計画の発表では、当社が行っている様々な支援や文化形成の面において、各チームリーダーが「チームとしてありたい姿」を、各個人が「個人としてありたい姿」と行動計画について事前に検討し、発表を行いました。

 

私はこれまで目標を決定する際は「あるべき姿」を想像してそれを達成するための目標を考えることが多く、「ありたい姿」をもとに目標を立てた経験があまりなかったため、まずは2つの言葉の違いについて考えました。

 

・あるべき姿:会社で決められたルールや理想とする結果をもとに第三者から見た時の理想の状態

・ありたい姿:ルールや制約を取り除いたうえでの自分が理想とする状態

 

これらを踏まえて過去に設定した目標と結果を振り返ってみると、自分の理想と第三者から求められている理想が乖離しているときほど、目標が達成できなかったり達成までに苦労したりととても大変であったように感じます。

 

今回新しい視点として「ありたい姿」から目標を考えてみると、自分のなりたいものや挑戦したいことが明確になり、それらを実現するための行動内容もより具体的に設定できたのではないかと実感しています。

 

今回設定した「ありたい姿」を日頃から意識し、今期も当社や事業者様のご支援に貢献していきたいと思います。

 

造田朋夏

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考え方
引き算から生まれる発想と気づき

こんにちは、経理・総務の松野です。

 

前回は、相手の言葉の奥にある意図や本当の課題に気づく重要性についてお話しました。

 

今回は少し視点を変えて、自分自身との向き合い方について共有したいと思います。

 

現在、私は新しい業務を担当しており、その過程で「アイデアが煮詰まって出てこない」「選択肢を絞り込めず、何を残して何を捨てればよいのか判断できない」「考えすぎて行動に移せない」といった状況に直面しました。

 

業務を進めたいのに、頭の中では選択肢ばかりが増えてしまい、前に進めないもどかしさを感じていました。

 

そんなとき、一緒に業務を担当することになった上司に相談し、印象に残る言葉をもらいました。

 

「多くのアイデアや情報を足し合わせるのではなく、引き算をすることで整理され、新たな気づきが生まれる。」

 

その言葉をきっかけに、私は「不要なものを引く」という視点を意識するようになりました。
すると、問題の核心が見えやすくなり、課題を発見し、解決策にたどり着ける感覚を得られたました。

 

仕事において、「これをやってみよう」「これを取り入れてみよう」と足すことは比較的簡単に行動に移せます。一方で「これはやめよう」「これは外そう」といった引き算の決断は難しいと感じます。

 

なぜなら、引いてしまうことで本来必要なことまで取り除いてしまうのではないかという不安がつきまとうからです。

 

しかし、思い切って余分なものを引いてみると、本当に集中すべきことが浮かび上がってきます。これは業務に限らず、日々の習慣や情報の取り入れ方にも通じる考え方かもしれません。

 

もし今、考えすぎて動けない状況にある方がいれば、ぜひ引き算の発想を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

本当に大切なことにエネルギーを注げるようになるはずです。

経理・総務 松野 あやか

考え方
書くことは最高の思考整理術

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

今回は「書くこと」についてです。

 

現代では、スマートフォンやパソコンが私たちの生活に深く根ざし、ほとんどの文字入力はキーボードで行われています。

 

タイピングは効率的で速い。それは間違いありません。

 

しかし、速さゆえに見過ごされがちな大切なことがあります。それは、「考える」時間です。

 

キーボードで文字を打ち始めると、思考よりも指が先に動いてしまい、頭の中の情報をただ羅列するだけの文章になってしまいがちです。

 

一方で、ペンを握ってノートに向かうとき、指はそこまで速く動きません。

 

一文字一文字、丁寧に、時間をかけて書くことになります。

 

このゆっくりとした時間の流れが、書くことと考えることを同期させてくれます。

 

書くことは、ただ情報を記録する行為ではありません。

 

自分の内側にある思考と向き合い、それを形にする創造的なプロセスです。

 

特に、パソコンのキーボードではなく、「手で書く」ことには、デジタルでは得られない特別な意味があります。

 

また、「手で書く」習慣は、単なるメモ術を超えた、強力な思考整理ツールになります。

  • アイデアの可視化: 頭の中の漠然とした考えを、文字や図、矢印を使って可視化できます。関連するアイデアを線で結んだり、重要な箇所を囲んだりすることで、思考の全体像が明確になります。
  • 感情のデトックス: 心の中がモヤモヤしているとき、その感情をそのままノートに書き出すことで、心の整理ができます。怒り、不安、悲しみといったネガティブな感情も、文字にすることで客観的に見つめ直せるようになります。
  • 創造性の刺激: 何か新しいアイデアを生み出したいとき、白紙のページに自由に言葉を並べていくことで、思いもよらない発想が生まれることがあります。まるで、脳のストレッチをしているようなものです。

 

習慣化するためのヒント

「手で書く」習慣は大袈裟に考えず気楽に捉えましょう。

 

高価なノートや万年筆を用意する必要はありません。

 

手のひらに収まる小さなメモ帳や、100円均一のノートでも十分です。

 

大切なのは、「毎日少しずつ、書く時間をつくる」ことです。

  • 「朝活」として:朝、目が覚めたらすぐにノートに向かい、その日の目標や、頭に浮かんだことを書き出す。
  • 「寝る前の儀式」として:寝る前にその日あった出来事や感謝したいこと、反省点を書き出す。
  • 「持ち歩く」習慣:いつでもメモできるように、小さなノートとペンをバッグに入れておく。

 

デジタル派の人も心配いりません。

 

最近では、iPadのようなタブレット端末で、ペンを使って手書きできるアプリもたくさんあります。

 

画面越しでも手で文字を書くことの感触や、思考のプロセスを追体験できます。

 

重要なのは、キーボードで速く入力するのではなく、「考えながら、手で文字を形にする」ことです。

 

書く習慣がもたらすもの

書くことは、自分自身と向き合うための最もシンプルな手段です。

 

書く習慣を身につけることは、思考を深め、心を整え、創造性を育むことにつながります。

たった数行のメモでも、一日の終わりにノートを振り返れば、その日の自分の考えや行動がはっきりと見えてきます。

 

それは、まるで自分だけの航海日誌のようです。

 

今日から、少しだけ書く時間をつくってみませんか?

 

小さな一歩が、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。

考え方
勉強を習慣付けるために

皆様こんにちは。コンサルタント職の平石です。

私は現在、中小企業診断士の資格取得に向け勉強をしています。
勉強は昔から得意ではありませんでしたが、勉強を始めるきっかけの1つである「中小企業を支える人間になりたい」という目標をモチベーションとし日々奮闘しています。
学習を始めた頃は、理解ができない部分がほとんどでした。しかし続けているうちに少しずつ理解できる項目も増えてきました。

そんな私が、社会人の資格取得・勉強をする習慣について私の考えをお話したいと思います。

資格はキャリアアップの武器になるだけでなく、自己成長や自信にも繋がると思っています。
しかし社会人は仕事や家庭に追われ、勉強を継続することが難しいものです。そこで重要になるのが「学習を習慣化すること」です。特別な努力をしなくても、日常の一部として勉強を組み込めれば、無理なく資格取得に近づけます。

●朝早く起きる習慣
夜は疲れて集中できない人も多いですが、朝は脳がリフレッシュしており、学習効率が高まります。出勤前の30分を勉強に充てるだけで、1か月後には約15時間、半年後には90時間にもなります。小さな積み重ねが大きな成果につながると思っています。

●スキマ時間を活用する
まとまった時間が取れなくても、通勤電車で参考書を読む、昼休みに過去問を1問でも解く、待ち時間に暗記アプリを使うなど、細切れの時間を上手に利用します。社会人は忙しいからこそ、この工夫が合否を分ける大きなポイントとなると考えています。

●小さな目標を設定する
「今週はテキストを1章終える」「過去問を20問解いたら少し自由タイムを入れる」といった小さな目標を立てると、達成感を得やすく勉強に前向きな気持ちを持ち続けられます。

資格勉強は短距離走ではなくマラソンです。完璧を求めるのではなく、朝の30分やスキマの5分といった積み重ねを大切にすることを心掛けています。習慣化することで、1年、2年経てば確かな成果となるでしょう。
資格でなくても、なにかを目指すということはとても素晴らしいことだ思います。
小さな取組みの積み重ねが自然と習慣となります。目標に向かって一緒に日々燃えましょう!

平石優希