考え方

「ありたい姿」と「あるべき姿」

こんにちは、営業事務の造田です。

 

当社では先日今期の経営方針発表会を開催いたしました。

当日は①代表の長尾より前期の振り返りと今期の取組み内容、長尾が当社や当社従業員に求める考え方についての共有と、②全社員による部門方針と行動計画の発表がございました。

 

②全社員による部門方針と行動計画の発表では、当社が行っている様々な支援や文化形成の面において、各チームリーダーが「チームとしてありたい姿」を、各個人が「個人としてありたい姿」と行動計画について事前に検討し、発表を行いました。

 

私はこれまで目標を決定する際は「あるべき姿」を想像してそれを達成するための目標を考えることが多く、「ありたい姿」をもとに目標を立てた経験があまりなかったため、まずは2つの言葉の違いについて考えました。

 

・あるべき姿:会社で決められたルールや理想とする結果をもとに第三者から見た時の理想の状態

・ありたい姿:ルールや制約を取り除いたうえでの自分が理想とする状態

 

これらを踏まえて過去に設定した目標と結果を振り返ってみると、自分の理想と第三者から求められている理想が乖離しているときほど、目標が達成できなかったり達成までに苦労したりととても大変であったように感じます。

 

今回新しい視点として「ありたい姿」から目標を考えてみると、自分のなりたいものや挑戦したいことが明確になり、それらを実現するための行動内容もより具体的に設定できたのではないかと実感しています。

 

今回設定した「ありたい姿」を日頃から意識し、今期も当社や事業者様のご支援に貢献していきたいと思います。

 

造田朋夏

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考え方
より良い時間の使い方

こんにちは、営業事務の造田です。

 

2025年も残すところわずかとなりました。この1年、当社の中ではさまざまな変化がありましたが、私自身が最も大きな変化だと感じているのは、フレックス制度・テレワーク制度が開始されたことです。

 

今年の9月より本格的に制度がスタートし、試行錯誤しながら活用していますが、働き方が変わる中で、成果を左右する要素は「働く時間の長さ」や「場所」ではなく、「時間の使い方」そのものだと実感する場面があります。

 

フレックスと聞くと、好きな時間に働けるというイメージが先行しがちですが、実際には自分で時間と仕事を設計する力が求められます。例えば、いつ集中して取り組むか、どの時間帯にどのような業務を行うか、オフィスと在宅をどのように使い分けるかというようなことを、自分自身で判断する場面が増えたように感じています。

 

また、フレックスとテレワークを組み合わせて働くことで、自分にとって集中しやすい時間帯や環境を改めて知るきっかけにもなりました。その結果、1日のスケジュールの組み方にも少しずつ変化が生まれてきたように思います。

 

これらの制度を活用する中で、特に意識するようになったことは、仕事と生活を切り分けることです。テレワークを実施する日は通勤時間がなくなる分、朝の過ごし方や業務後の時間に余白が生まれます。一方で、制度を利用し始めた当初は、オンとオフの境界があいまいになってしまうことに悩むこともありました。しかし今では、仕事だけではなく私生活においても「時間をどう使うか」を意識し、1日のリズムを自分なりに設計することで、時間をより有効に使えるように心がけています。

 

フレックス制度やテレワーク制度は、単に働き方を柔軟にするためのものではなく、自分の時間と向き合い、仕事も生活もより良くしていくための仕組みであると感じています。2026年も引き続き、自分に合った時間の使い方を模索していきたいと思います。

 

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

造田朋夏

考え方
ヒアリングの「問う力」を磨く

皆様こんにちは。コンサルタント職の平石です。
今回は、問う力を磨くというテーマでブログを作成いたしました!

 

1.はじめに
補助金業務に携わる中で、企業の強みや今後の方向性を引き出す「ヒアリング」の重要性を、日々痛感しています。徐々に経営者の方々とヒアリングさせていただく機会が増え、質問の質が成果を大きく左右することを実感しています。今回のブログでは、私自身が学び続けている「問う力」について考えをまとめてみました。

 

2.問う力が価値を生む理由
補助金申請では、事業の独自性や成長性を言語化し、第三者が理解できる形に整理することが求められます。そのためには、経営者ご自身ですら気づいていない潜在的な強みや課題等を掘り起こす必要があります。表面的な質問だけでは、企業の本質は見えてきません。核心に迫る問いを重ねることで、真に価値のある情報にたどり着き、結果として事業計画の質が高まります。つまり「問う力」は、単なる質問技術ではなく、価値創造のための重要なビジネススキルなのです。

 

3.良い問いとは何か
良い問いにはいくつかの共通点があると考えています。
・目的が明確であること。「何を明らかにしたいのか」を意識するほど、質問は自然と簡潔になります。
・相手の経験や考えを引き出す構造になっていること。例えば「なぜその判断をされたのか」「どのような背景があったのか」といった問いは、経営者の意思決定プロセスを理解するうえで大きなヒントになります。
・相手が話しやすい空気をつくることも、良い問いを機能させる前提条件です。質問は内容だけでなく、タイミングや言い回しによっても情報量が大きく変わります。

 

4.一年目の私が意識している3つのポイント
私自身がヒアリングの場で特に意識しているのは次の三点です。
① 仮説を持って臨むこと。 仮説があることで、深掘りすべきポイントが明確になります。
② 相手の言葉を正確に受け止めること。 決めつけを避け、事実と解釈を分けて聴く姿勢が重要です。
③ 沈黙を恐れないこと。 経営者が考える時間を尊重することで、より本質的な答えが返ってきます。

 

5.おわりに
ヒアリングはただ話を聞く場ではなく、共に未来を描くための対話の場。これからも「問い」を磨き続け、経営者の皆さまにとって価値ある支援を提供していきたいと考えています。

考え方
5分でできる思考の整理術

こんにちは、営業事務の造田です。

 

月末や締切が近づき仕事が立て込んでくると、「何から手をつければいいかわからない」「頭の中が混乱して集中できない」という状態に陥りがちです。今回は、実際に私が実践している5分でできる思考の整理術をご紹介いたします。

 

①まずは書き出す

はじめから完璧な整理を目指す必要はありません。気になっていること、やるべきこと、進行中の作業をとりあえず箇条書きで書き出します。頭の中の情報を一度外に出すことで思考の負荷が下がり、メモが補助記憶として働くため、脳に余白が生まれます。

 

②目的とやるべきことを分ける

書き出した内容は「目的(何のためにやるか)」と「タスク(何をするか)」という2つに分類します。この2つが混ざると、すぐに完了する単純な作業でも複雑に見えてしまいます。

例として、資料を完成させることは目的、そのためのデータの確認や構成案の作成はタスクというように切り分けて考えることで、目的が明確になりやるべき行動が自然と整理されます。

 

③タスクを分解して行動レベルに落とす

タスクが大きすぎると、まず何をすれば良いか分からないという状態になります。以前のブログでも触れましたが、数分で終えられる小さな行動まで分解することで混乱を防ぎ、手を付けやすくなります。タスクを行動レベルに落とすことが、スムーズな業務の進行に繋がります。

 

この方法を続けていく中で、これまで思考が混乱していた原因は集中力の問題だけではなく、整理の方法が不足していたことに気付きました。今後も、この数分で出来る整理術を取り入れていきたいと思います。

 

造田朋夏