考え方

解決への道のり

「人間は、問題には直ぐ到達するが、解決には直ぐ到達しないような存在である」

ドイツの哲学者・社会学者である、ゲオルグ・ジンメルの言葉で、岩波文庫出版の『愛の断想/日々の断想』という書籍に収録されています。

同書は断片的な思想を書き留めたノートのようなものなので、実際どういうシチュエーションでこの思想に到達したのか、また、以後どのような思想へと展開したのかまではこれだけでは分かりません。

 

しかし、この言葉だけ見ても、真に本質をついたものであると私は感じました。

 

何かしらの問題が存在する時、それ自体を可視化できても、一体何によって解消できるのかということは、往々にして即時で結論が出るものではありません。

問題の中には、いくつかの課題が存在しており、その課題を解決するための手段を考える必要があります。

ですが、解決のための手段というのは決まった型があるわけではなく、各ケースにあわせて、またそれまでの経験の中から最適なものを選び取って実行します。

この場合、最も壁となるのが、「これが最善の方法であるのか?」という疑念です。

 

「もっと良い方法があるはずだ」、「もっと近道があるはずだ」という、解決までの最短距離を目指すことはとても重要であると思います。

一方、最短距離での最善を模索するあまり、思考の迷路に入って、結局いつまでも実行に移せない、という状態に陥る危険性も存在するのです。

 

このような場合、最も手っ取り早いのは、「人に相談する」ことではないかと考えます。

結局のところ、自分の思考領域だけで解決できなければ、領域を広げるか、自分以外の領域を借りるかの二択になります。

他者の思考を借りるメリットは、自分とは全く違う人生を歩んでいること、それにより、物事を見る角度が異なることです。

一方向から平面的に見えていたものが、別方向からの視点を加えることで立体として浮かび上がり、結果として、物事の様相ががらりと変わる瞬間に出会えるのです。

 

もし、思考の迷路に入ってしまったら、ぜひ一度、誰かに相談してみてはいかがでしょうか。

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考え方
挑戦しないリスクよりも何もしないリスクの方が怖い

皆さん、こんにちは。フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

 

当社は12月決算ですので、あと1ヶ月少々で今期が終わります。

 

 

おかげさまで売上、利益のみならず採用などあらゆる指標において当初設定した数値目標をクリアすることができました。

 

 

今期の目標はかなり高く設定したのですが、大幅にクリアすることができて少し驚いています。

 

 

また、採用コストを全くかけなくても人が集まってくる会社になってきたことも驚きであり嬉しい限りです。

 

 

2019年の夏頃に事業を拡大することに取り組み、2年間で4名の正社員を採用、インターン生3名を採用し、来年早々には新たに正社員1名とインターン生のうち2名を新卒として採用する予定です。

 

 

採用者の全員が紹介、HPSNSを通じてですので、求人コストは0円です(笑)。

 

 

 

一緒に働く仲間が増え、事務所も移転して拡大できたことについては経営者として嬉しく思います。

 

 

我々はモノを販売する職業ではありませんので、事務所としての人数やそれぞれのスキルが顧客満足度につながるため、以前よりも多くの案件を手掛けることができることは本当に喜ばしいことです。

 

 

一方で、時々ですが不安になることもあります。

 

 

固定経費がどんどん上がっていきますので売上を増加させ続けなければならないというプレッシャーが半端ではないです。

 

 

事務所も今年の1月に移転し、以前の事務所の倍の面積で家賃は3倍になるなど、経費は増加するばかりです。

 

 

また、急激な拡大は必ずと言って良いほど歪みを生みますので、経費の増加だけでなくこれまで会社として大切にしていた価値観が壊れないかという組織の雰囲気や企業文化の側面での不安もあります。

 

 

しかし、そういった不安はあるものの、来期も私は事業を拡大することを緩めるつもりはありません。

 

 

なぜなら挑戦して失敗するリスクと、現状で満足するリスクとを天秤にかけた時に、やはり挑戦して失敗するリスクの方が小さいと感じるからです。

 

 

仮に挑戦して失敗しても、原因を検証して対策を講じれば再度挑戦できますが、何もしなければ、何が問題で何を対策すれば良いかもわからなくなるからです。

 

 

特に、私は売上を増加させる挑戦を重視しています。

 

 

売上至上主義で利益を無視するという意味ではなく、売上はお客様や市場からの評価で、それが減少するということは「お客様が離れていっている」「市場のニーズから離れていっている」と考えるからです。

 

 

また、社内体制を変更することなく売上を伸ばすと社員が疲弊しますので、採用を強化すること、DXの推進を図ることに取り組みながら規模の拡大と生産性の向上を目指さなければなりません。

 

 

一度、このような思考回路をもってしまうと挑戦することが当たり前になり、足元を固めることが疎かになってしまう可能性もあります。

 

 

そうならないように社内の問題については社員のみんなで話し合える雰囲気を大事にし、事業規模の拡大だけでなく中身も伴った会社づくりをしていかなければならないと考えます。

 

 

不安もつきまといますが、自分の責任の範囲内で挑戦し続け、社員やお客様から良い会社と思っていただけるよう頑張ります。

 

 

12月も最後の営業日まで気を抜かずに頑張るのは当たり前として、来期の予算や方針の策定にも時間を割きたいと考えています。

 

 

それではまた次回です。

 

考え方
誰でも会社の数字を理解できる

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。

 

経営改善・事業再生や資金調達などのご相談を受けた際、ほとんどの経営者が「数字が苦手」とおっしゃります。

 

決算書の見方が分からないとか文字と数字の羅列が辛い、売上と利益は分かるなど理由は様々です。

 

しかし、一緒に電卓をたたいたり、手書きで書いたりしながら、アナログなやり方で私と一緒に1つずつ進めるとほとんどの経営者が少しの理解を示されます。

 

「数字が苦手」なのではなく、ただ知らなかっただけなのだと思います。

 

もちろん、1回の説明で十分な理解はできていないでしょう。

 

その場では出来たと思っても、いざ1人でやろうとしても出来ないことが大半です。

 

そのため、頭で理解するのではなく体で覚えてもらえるように必要があれば何度も同じことを繰り返します。

 

会社で扱う数字は四則演算だけで十分です。

 

「数学は苦手」でもいいので「数字が苦手」な経営者から抜け出し、「数字に強い」経営者を目指しましょう。

 

中小企業診断士 木戸貴也

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よりよい未来へ進むための一歩

こんにちは。株式会社フラッグシップ経営の杉原です。

 

今週は、ものづくり補助金の第8次の申請締切を迎えました。手続きが完了し、ほっとしたのも束の間。来週からは、事業再構築補助金第4次締切に向けての準備が始まります。

 

さて、補助金申請が終わると、それに係る振り返りを行います。

事業者様へのヒアリングから計画書作成、電子申請手続きまでの一連の業務の中、予定通りにいかなかったこと、思わぬ見落とし等々。反対に、上手くいったことや、前回と比較して改善されたこと。次回締切に向けてより良いご支援が出来るよう、よかった点・悪かった点を書き出し、次回にどう活かすかを考えます。

 

この振り返りの手法は、「PDCA」「KPT」「YMT」など様々なものがありますが、どれについても共通しているのは、「反省だけで終わらせない」ということです。

 

振り返りと反省、なんとなく同じようなイメージがありますし、どちらも自分の行いを省みることに変わりはありませんが、反省は主に、失敗に対して行うものになります。 

過去に焦点をあてて行うのが反省である一方、振り返りは次のステップを考えることが目的なので、検証の対象が失敗だけとは限りません。  

より良い方法を編み出すためため、もっと生産性を向上させるため。これから先の未来に進むために必要なのが振り返りです。

 

また、この振り返りを行う際に注意が必要なのが、実行したことおよびその成果の列挙するだけではいけないということです。

書き出したポイントを、実際にどのような行動に移すのか、改善策を明確化し、実行してさらなる改善を目指す。これを繰り返すのが振り返りの一連の流れです。

 

今後も、よりよい未来に向かって着実に歩みを進められるよう、目の前の業務一つ一つに向き合い、日々精進していきたいと思います。

 

杉原 千尋