組織・人材育成 経営方針書 考え方

中小・零細企業が良い会社を作る方法

 

フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

最近、実務が非常に忙しく自社の経営のことについて考える時間をほとんど確保することができていません。

 

それがものすごくストレスに感じているのですが、一方で社員の皆さんと同じ場所で同じように働くことで一体感を感じることができるので、複雑な心境です。

 

しかし、実のところは私の状況のように中小・零細企業の経営者は現場での実務を中心としながら、将来ビジョンや戦略などについて考えるのが良い会社作りの近道なのかもと考えるようになりました。

 

最前線の現場にいると様々な問題やビジネスチャンスが見えますし、社員一人一人の強みや弱み、経営リソースで何が不足しているかなどが手に取るように分かるため、自社の課題を整理しやすくなります。

 

どうすれば、より組織が活性化して良い会社作りができるのか、それを考えるヒントが現場にはたくさんあるということです。

 

私は組織の活性化について考える時、経営学者のバーナードが提唱した「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」3要素を活用します。

 

共通目的とは一緒に働いている全員が共通の目的(理念やビジョンの達成)をもっているということ、貢献意欲は共通の目的(理念やビジョンの達成)に自分も貢献したいという意欲、コミュニケーションは円滑な意思伝達のことです。

 

この3つの要素が揃っていれば組織として活性化していると言えますので、現場に出てビジョンや今後のことを皆に語ったり(共通目的)、仕事を任せたり(貢献意欲)、面談したり(コミュニケーション)するようにしています。

 

当社のような零細企業にとって良い会社作りとは、売上・利益を確保することは当然として経営者自身が社員の皆さんと汗を流し、ビジョンを語り合える環境にすることだと実感しています。

 

会社の雰囲気を変えたい、良い会社にしたいと考えるのであれば、経営者自身が現場で汗を流すことを試してください。 

そうすると、「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」が自然発生的に生まれ、組織が活性化すると思います。

 

それでは、また次回です。

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組織・人材育成
人への投資が業績を向上させる

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。本日からお盆休みの企業もあるのか、街を歩く人が少し少ないように感じます。高速道路の渋滞情報を聞くとコロナ前の行楽シーズンを思い出します。

 

日本企業は人への投資で後れを取っていると言われています。厚生労働省の推計によると国内総生産(GDP)に占める企業の能力開発費の割合は0.1%(2010年~2014年の平均値)となっており、欧米の1~2%と比較すると非常に低い割合となっています。

 

また、仕事に関連するリスキリングへの関心が高まる中、実際に日本人がリスキリングに取り組む割合も欧米と比べて低いようです。

 

基本的な私のスタンスは、時代の変化や企業の戦略、従業員のライフプランなどに応じて、従業員自身が自発的にスキルアップや新たなスキル習得に取り組むものであり、会社では各スキルを活用し、パフォーマンスを発揮する場と考えています。

 

どれだけ会社が人への投資(社内外の研修や資格取得支援、労働環境の整備など)を行ってもそれを受ける従業員に向上心や学びなおす意欲がなければ、全く意味がありません。

 

しかし、人への投資を積極的に行っている企業の業績は、そうでない企業と比較して良い割合が高いことを考えると会社としても何かしらの従業員への投資を考えるべきかと思います。

 

長年、同じビジネスモデルで事業を続け、中長期的に業績が低迷している企業は多く、特に経営改善や事業再生でご支援させていただく企業様はその傾向が強いように感じます。

 

既存事業を立て直すのも新事業を展開するのも人が大切なことは言うまでもありません。

 

コロナの影響が長引き、まだまだ先行き不透明な状況だからこそ、人材教育費を含む未来費用(未来の売上・利益に繋がる経費:教育費以外では広告宣伝費なども該当する)の金額や売上・利益・経費に対する割合を見直してみてはいかがでしょうか。

 

中小企業診断士 木戸貴也

組織・人材育成
企業のDX遂行に伴うリスキリング

こんにちは、中小企業診断士の杉本です。

 

2018年12月に経済産業省がデジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)の公表を行ってから3年半が経過し、DXという単語は広く知れ渡りました。

 

DXとは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」(経済産業省「DX推進ガイドライン」より)と定義されています。

 

これは、単純にITを活用して生産性を向上させるにとどまらず、事業課題を解決するビジネスモデルの転換や新たな価値の創造を指しています。

 

 

企業のDXが進むことによって、従業員はデジタルに関する知識・スキルや、新たな業務に関するスキルの習得が必要となります。

 

リスキリング(Reskilling)とは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルと獲得する/させること」(経済産業省「第2回デジタル時代の人材政策に関する検討会」より)を言い、日本では2021年に経済産業省によって提唱されました。

 

現在はDXに伴う人材の能力開発が推し進められており、自治体によってはリスキリングに関する助成金も存在し、企業の能力開発に関する取り組みが活発化することが見込まれます。

 

時代や環境の変化に乗り遅れないためにもDXとリスキリングに取り組み、企業と従業員の成長を図ってみてはいかがでしょうか。

 

中小企業診断士 杉本貴弘

組織・人材育成
理想のリーダーについて考える

 

こんにちは、中小企業診断士の木戸です。昨年から花粉症がひどくなり、梅雨明け後からは特につらいシーズンに入りました。

今は飲み薬で何とか耐えている状況です。

 

今回は、「理想のリーダーについて考える」というテーマですが、ここでのリーダーは主に現場のリーダー

(組織の規模等にもよりますが、チーフとかリーダー、主任、係長などのロワーマネジメント)を中心に考えています。

(もちろんトップマネジメントやミドルマネジメントにも通じる部分はあります。)

 

現場リーダーの役割は、現場の指揮や統制など末端での業務遂行を部下に対して直接指示し、

トップマネジメントやミドルマネジメントが決定した戦略や戦術、施策などを現場に伝令、浸透させることです。

 

そのため、会社の方針を理解し、現場やチームなど小単位の組織の状況や空気を感じ取り、

適切な行動や発言などにより円滑に業務を進める必要があり、現場作業全体に関する知識や経験、

リーダーシップなどのスキルも求められます。

 

では、理想のリーダーとはどのようなリーダーでしょうか。

例えば、下記のようなタイプのリーダーは部下を大切にしているように感じます。

 

◆目標や細かいルールなどのプレッシャーがないリーダー

◆飲み会やレクリエーション等が多く、楽しいリーダー

◆間違いやミスを指摘せず、いつも褒めてくれるリーダー

 

これらは、部下の今にとって良いリーダーです。

 

しかし、現在は良くても将来はどうなのでしょうか。1年後、2年後、3年後など十分な成長が感じられているのでしょうか。

 

本当に部下を大切にする理想のリーダーは下記のようなタイプだと考えています。

 

◆高い目標を設定し、ルールにも厳しいリーダー

◆部下の成長を優先し、できないことや問題点をはっきりとさせるリーダー

◆相手の成長を思い、厳しいことも伝えられるリーダー

 

このタイプは部下の今にとっては嫌な面が強く、厳しいリーダーと嫌厭されることもあります。

しかし、数年後には成長を実感でき、この厳しさが今に生きていると感じる時が来ます。

 

会社の成長と部下の成長を中長期的な視点で捉え、成長をサポートできるリーダーを目指していきましょう。

 

中小企業診断士 木戸貴也